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特集:『大魔神カノン』を一足はやく観てきたよ。

大魔神カノン

 今回は映画の感想はちょっとお休みで、前からちょくちょく言っている『大魔神カノン』の完成披露試写会なるものに行って参りましたって報告。
 試写会に応募していたのもすっかり忘れていたんですが、突然「当たり」ってメールが来て、お仕事のあと汐留のとあるビルに行って参りました。
 あそこらへん、駅の構造が複雑でビルだらけなもんだから、慣れていない僕は道に迷いまくりました。

 舞台挨拶では、高寺重徳プロデューサーに、主演の里久鳴祐果さん、あと大魔神つながりでハマの大魔神佐々木主浩さんも来てました。うわーい。佐々木でけー。里久嶋さんは可愛らしかったです。総じてアイドルはなんでもかんでもじかに見ると可愛いものですが、『クウガ』や『響鬼』の時もそうだったけれど、なんだか妙にフェチ好みするアイドル出してきますよね、このプロデューサーの作品。そこまでタイプの娘じゃないんですけれど、けっこう恋におちましたよ。

 でもって、作品内容ですが、深夜特撮なのに、金かけてそうだなーって。第一話のアクションシーンとか、第二話のある回想シーンとか、深夜特撮だぜ? 10億円だって。角川すげ。同じ深夜特撮の『Re:キューティーハニー』や『ライオン丸G』の4倍以上らしい。そんな慈善事業みたいなことして大丈夫なんだろうか?
 特撮ドラマに10億円なんてムチャな感じが『鉄甲機ミカヅキ』を思い出しますね。ちょっとヒヤヒヤする。

 ストーリーはネタバレになりそうで、怖いので、まぁ公式ホームページでも観てください。とりあえず、旧劇場映画シリーズの『大魔神』とはあまり関係のない話なのかな?
 旧シリーズも面白い映画なので、未見の方いかが?

 で、やっぱ『大魔神』シリーズであるだけに、微妙にヒーローものとは言い難いんですね。ヒーローものでしか、このプロデューサーの作品を見ていないから、なんとなく面食らいました。なんていうんだろ、怪獣ものでもないし。大魔神(今作ではブジンサマと呼ばれています)のデザインは従来のデザインとはまるで違うアレンジをされており、まぁいつも通り賛否両論なんでしょうが、僕は割と好きです。目が黄色なのは『ガンダム』みたいで好きじゃないけれど。
 上映されたのは第一話と二話なんですが、『響鬼』の日常パートっぽいものが強い感じ。もうちょい特撮シーンを増やして欲しいかなとは思いましたが、わくわくする感じはじわじわあります。『スーパー戦隊』シリーズや『仮面ライダー』シリーズとは見る年齢層があからさまに違うので、もうちょい大人っぽい人間ドラマを展開してくれても良かったけれど、まぁあれも高寺プロデュース作品の持ち味としてみればアリかな。まぁここ、文句なども含め、言いたいことたくさんあるんだけれど、ネタバレになるから詳しく書けないもどかしさ。

 で、「特撮」ですが、『大魔神』の連続TVドラマシリーズってことなので、大魔神の登場と大暴れまでにフラストレーションを散々ためなきゃならないって物語構造上、大魔神が毎週出ばるわけには行かず、そこら辺の特撮成分の補給を担うのが、仲間のオンバケと呼ばれる妖怪たちなんだけれども、彼らをどこまで魅力的に見せるかが今後特撮的に面白くなるか否かの鍵かなと思います。とりあえず第一話に出てくるアクションシーンは割と良かったです。
 それと「タイヘイ」ってオンバケがもう一人の主人公なんですが、彼のキャラクターがさわやかで、ちょっとイカれていて、田舎の汚い兄ちゃんみたいで、でも頼もしくて、とても好感が持てます。彼のどんなにクサくって、欺瞞くさいキレイごとでも、それでも恥ずかしがらず人を信じようっていう、「正義」というより、「善」のヒーロー性、僕が『響鬼』や『クウガ』が好きな理由の一つがそこなので、このキャラクターには期待です。眞島秀和って俳優、よく知らないんですけれど、チェックしておかないとね。


 そんなわけで4月2日深夜1時23分より、テレビ東京系でスタートですよ。爆裂不景気のなか、予算削減が進む一方で、あんまり万人受けとは言い難い、こういう特撮番組を深夜枠で、ぶっとび予算にてやろうなんて、そうとう奇特な話であって、これが認められるか否かで、今後の特撮番組の行方、とくにどんどん減っていく「深夜特撮」って特異なジャンルがどうなっていくかが、決まって行くといっても過言ではないので、皆さん観てみたらいかが?
 あ、『仮面ライダードラゴンナイト』も。


 あと次回なんですが、『NINE』観に行くとか言ってましたが、急遽『ウディ・アレンの夢と犯罪』を見てきたので、そちらの感想を先に書きますね。


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テーマ:特撮ヒーロー - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2010/03/26(金) 02:56:37|
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『侍戦隊シンケンジャー』とは結局なんだったのか その2

シンケンジャー3 そんなわけで『侍戦隊シンケンジャー』についての駄文のその2でございます。長くてすいません。
 今回は前回解説したこの作品が面白かった理由の一つとしてあげられる、「現代における『殿と家来』というSF設定における微妙な人間関係の移り変わりを丁寧に描くことに成功していること」についての例証編です。


 *基本的にかなりネタバレありで書いていますのでご注意。


・登場人物に関して
 『侍戦隊シンケンジャー』は主に、「殿」であるシンケンレッド志葉丈瑠、その「家来」であるブルー池波流ノ介、ピンク白石茉子、グリーン谷千明、イエロー花織ことは、お目付役の爺日下部彦馬そして途中参加のゴールド梅盛源太の7人を描いた物語である。彼らは話が展開するにつれ、侍として成長するとともに互いの関係性を築きあげていく。
 例えば、当初、現代における殿と家来といったSF要素を受け入れられなかった、視聴者の視点を持つキャラクターである谷千明(シンケングリーン)の視点で物語を見ていくと解りやすいかもしれない。
 番組初期で、典型的な現代っ子である彼は時代錯誤な「侍」に自分がなることを受け入れられないでいた。そこで彼はことあるごとにお目付役の爺である日下部彦馬や、丈瑠(殿)の忠実で熱心な家来であるシンケンブルー池波流ノ介と対立してきた。また、侍ではない一般人的な視点を持って一歩引いた目でいる白石茉子(シンケンピンク)は、ここでは浮いた存在になってしまっている千明の気持ちを理解してか、「姐さん」と呼ばれ慕われていた。
 第三幕『腕退治腕比』では稽古もサボりがちで、他のシンケンジャーたちに比べ実力も一段劣っている彼をメインに話が描かれている。他のメンバーに対し劣等感を抱く彼は、「侍」をとたんにバカバカしく思い、それに目を背け志葉家から逃げ出す。しかし彼は自分のミスで、侍とは全く無関係の友人を巻き込んでしまったことを悔い、また丈瑠の殿としての覚悟を目の当たりにして、丈瑠を越えるために丈瑠に従うという、憧れともライバル心ともとれる、彼なりの武士道を見いだし、シンケンジャーへと復帰する。この劣等感から目を背けていた心理描写は、後に第六幕『悪口王』の際に花織ことは(シンケンイエロー)の、どんなに劣等感を刺激されても、それを否定しない姿に必要以上に苛立ちを覚えている描写への布石にもなっている。しかしながら自分と似た劣等感を持ち自分より実力が劣る彼女が、その劣等感を受け入れさらに成長する糧としている姿に、素直に尊敬に近い感情を抱くようになる。
 また、第十幕『天空大合体』では、喧嘩ばかりしていた爺の皆に対する愛を確認し、第十八幕『侍襲名』では侍でない殿の友人としての一般人である梅盛源太のシンケンジャー入りに人一倍喜んだりしている。また第三十七幕『接着大作戦』では、いつもいがみあっていた流ノ介と互いの能力を認め合い協力して敵を撃破している。
 これらの「侍としての成長」及び「関係性の積み重ね」の描写は谷千明だけではなく、他のキャラクターに関してももちろんある。これらの描写が地味ながらジワジワ面白さを盛り上げていき、終盤の展開の総決算へと集結していくわけですが、それは後述。
素顔の戦士ショー ←番組開始当初は「美男美女ばかりでパンチ(軍平成分)がない!」と嘆いてました。



・悪役(「外道衆」)に関して
 今作における悪役「外道衆」は歴代スーパー戦隊の悪の組織に比べヒエラルキーがさほど明確ではない。口調も敬語を使うことなどなく、皆好き勝手に欲望の赴くまま行動するし、いざとなったら簡単に裏切る。永遠の命を持つと思われる彼らは、階級と戒律によって縛られ、限りある命のなか世代交代という形でその使命を持続させていくシンケンジャーたちとは正反対に位置する存在である。前項で説明したようにシンケンジャーは人と人との関係性を紡ぎ発展させていくことで侍として成長し強くなっていくが、外道衆は家族や恋人との関係を断ち切って外道に堕ちた不破十臓や薄皮太夫、その薄皮太夫に密かな恋心を抱きつつも彼女を喰らうことでパワーアップした大将血祭ドウコクなどそれぞれの関係を断ち切ることで強くなっていくように見える。
 さらに死ぬに死ねない身体と現世へのどうしようもない未練を持つ彼らはどこか死に場所を求めているようにすら見える。まるで『七人の侍』に登場する死に場所をなくしそれを求めつつも生きることへ執着しつづける落ち武者や、維新後の旧佐幕派のようである。
 このように「外道衆」は、スーパー戦隊における時代劇の敵的な要素を持った悪役であり、関係性を紡ぐことで強くなっていくシンケンジャーの対となる、関係性を崩壊させながら孤独に強くなっていく存在なのではないかと考えられる。

 以前の『ラブリーボーン』の感想のようだけど、彼らに「死」を与えることは、一方で「救い」となっている。彼らの「呪い」や「救済」に関しては作中でもう少し深く描く余地があったのではと思えるけれど、そこまで描けていなかったのがこの作品の残念な点の一つ。例えば「生き続ける」ことに関する執着が「呪い」であり結局最後まで孤独に生き残った「骨のシタリ」についてとか、もっと深く描いて欲しかった。ちなみに「子供番組じゃん」はこのブログの感想コーナーでは禁句です。
シタリ ←骨のシタリはお気に入りキャラです。もっと描いて欲しかった…


・終盤の展開に関して
 『侍戦隊シンケンジャー』に関して語るとき、終盤の衝撃的な展開を語らないわけにはいかないでしょうか?
 その展開とは、第四十四幕『志葉家十八代目当主』より語られた、「殿」と呼ばれ続けた志葉丈瑠は実は外道衆の目を欺くための影武者だったというエピソード。
 その設定は取ってつけたような設定ではなく、割と初期より何気なしに伏線を貼られていた。例えば第六幕『悪口王』で、最も言われたくないことを言いあてる外道衆「ズボシメシ」が丈瑠に対して言った「大嘘つき」という悪口。丈瑠が、志葉家当主なら皆使えるはずの封印の文字力を使えなかったこと。不破十臓が丈瑠に感じていた「いびつさ」。先代シンケンレッドと丈瑠の父親の死に様が食い違っている点、丈瑠が小さな名も無き墓に何とも言えぬ感情を巡らすシーン。ちょっと気になるけれど、まぁそこまで気にするほどではない、解釈次第ではそこまで不自然でもないようなこういった細かいエピソードが、最終回間際で生きてくる。
 伏線というのはこれ見よがしに「伏線ですよ~皆さん覚えていてくださいね~終盤で重要なキーになりますよ~」とギャグの前フリみたいに主張するものではなく、このようにそっと配置してくれる方がクールですね。
 仲間たちは彼が偽物の殿であるということを知らずに命を張って丈瑠を守ってきた。丈瑠は彼らとの関係性を深めれば深めるほど、一方で「侍」として彼らを裏切ることになっていたのである。この作品ならではの設定と醍醐味を活かしたジレンマ。
 真の志葉家十八代目当主である志葉薫の登場により、丈瑠は志葉家を去る。幼少より殿として振る舞ってきた彼はその役を解かれたとき「びっくりするほど何もないな…」とつぶやく。彼に残されたのは剣の実力のみ。戦いを求め続けることで外道に堕ちた不破十臓と戦いつづけることで、アイデンティティを見いだそうとする。
 ここでこの番組がずっと積み重ねてきたものが大きく活かされる。その名もズバリ第四十七幕『絆』にてのエピソード。十臓との戦いに明け暮れ、まさに外道に堕ちようとしている丈瑠を食い止めたのは、戦いの場に駆けつけた、茉子、千明、ことは、源太、そして侍としての「形」よりも侍としての「心」を選択した流ノ介たちが丈瑠との間で一年間深めてきた「絆=関係性」であった。
姫 ←真の当主は実はカワイコちゃんだった!!



 以上、3つ例をあげましたが、『侍戦隊シンケンジャー』は、このように現代における『殿と家来』というSF設定において、微妙な人間関係の移り変わりを丁寧に描くことに成功しているといえるのではないかと。そこが面白さの秘訣ではないかと。
 まぁ、特殊な環境下における友情関係を描いたことはとりわけ珍しいことではないのですが、そういう普遍性のあるドラマがこうしっかり描けているものが今の日本の映画やテレビドラマ、テレビアニメなんかでどれだけあるかって言われるとちょっと答えにくいわけで、そういう点でこの作品は、とても面白かったと思うのです。

 もちろん問題点もたくさんあります。例えばロボット戦があんまり面白くないことが多いとか、外道衆たちはせっかくいい要素を持っているのに描写が足りないんじゃないかとか、いくらなんでも夏の劇場版は短すぎだろとか、中盤筋殻アクマロが出たあたりちょっと中だるみしてない?とか、エピソードごとの関連性が薄いのもちょっとさみしい。でもそういうの置いといてもまぁ楽しめた一年でした。『仮面ライダーディケイド』のシンケンジャー編とかも個人的にはかなり楽しめました。『仮面ライダー』風の演出で戦隊やるとこうなるんだーって新鮮。

 どうも続編『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー』なるVシネマが出るそうだし、そうしたらGロッソのシンケンジャーショーの感想など含めてまた特集したいと思います。

 で、しばらくこれ書いていたために映画感想がたまっています。次回はクリント・イーストウッド兄貴の新作『インビクタス -負けざる者たち-』の感想を書きたいと思います。
ことは Gロッソでことはに会いにいってきます(自慢)

テーマ:侍戦隊シンケンジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2010/02/23(火) 00:00:03|
  2. 特集
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『侍戦隊シンケンジャー』とは結局なんだったのか その1

シンケンジャー 「特集」というコーナーを作ってみました。たまには映画感想とかジャンプ感想以外のこともやろうと。おお、なんかブログの軸がぶれてきた。

 で、今回は前にお知らせした通り『侍戦隊シンケンジャー』について、どこら辺が楽しい作品だったのか、理屈っぽく考えてみようかと。で、長くなりすぎまして、あんまり読みにくいので、2回にわけて書きますね。

 まず簡単な作品解説から。本作はスーパー戦隊シリーズ第33作目にあげられる作品で、放送期間は2009年2月15日から2010年2月7日。あらすじは、侍戦隊シンケンジャーは「殿」と呼ばれる志葉家の当主と、その家来の侍たちで構成され、古来から人間を苦しめていた三途の川に住む「外道衆」と戦ってきた。現代の日本、十七代目当主が命と引き換えに封印した外道衆の大将である血祭ドウコクの復活を知った十八代目当主にあたる志葉丈瑠とそのお付きの爺は、四人の若き家来たちを招集し、新たな侍戦隊シンケンジャーを結成する。従順に侍としての使命に従う者、侍しか生きる道がなく健気にその宿命に従う者、丈瑠たちをいぶかしみ距離をとって接する者、その時代錯誤な風習に反抗する者、侍ではなく友人として丈瑠に近づく者、様々な感情と戦いを乗り越え、シンケンジャーやその仲間たちは成長していく。

 作品の特徴としてその思い切ったデザイン(顔に「土」って書いてあるヒロインって!!)、敵デザイン(篠原保の職人的な恐怖デザイン)、殺陣アクション(丁寧。『ゲキレンジャー』以上に長回しのアクションシーンがある)などなど特筆したいことはたくさんあるのですが、やはりメンバーに主従関係があることではないかと。単純な上下関係ではなく「お殿様」と「お侍」という明確な階級差がある関係。そしてその関係性が展開される舞台が「現代」であるということだと思われます。この物語は、スーパー戦隊メンバーの中で主従関係があるという要素を活かして、現代を舞台に、侍たちの人間関係を丁寧に描くいわばSFなのだと思います。
 「SF」の一つの定番な手法として、その時代や世界にもし何かそぐわないもの(例えばタイムマシン)があったとしたら、その日常はどう変化するかを描くというのがあります。藤子F不二夫なんかが得意とするやつ。この作品はもし現代のこの世に侍がいたらどんな日常かといったSFを真面目に丁寧に描いている。
 プロデューサーの宇都宮孝明は「真面目にバカなことをする」という制作のテーマを掲げていたそうですが、現代における「殿」と「家来」の人間関係の物語なんて例えば「月9」なんかで映像化しようとしたらコメディにしかならないところを、基本的にどんなくだらないことをやっても許される『スーパー戦隊』シリーズという番組の特性を活かすことではじめて、「真面目」に作ることが出来ているのだと考えられる。

 さらにまる一年全49回を放送できる『スーパー戦隊』という特殊な番組形態は、微妙な人間関係の変化を丁寧に描くことに非常に適している。
 またこの作品を語るとき、最も重要な人物の一人として小林靖子という脚本家があげられます。特撮作品だと『仮面ライダー龍騎』とか『仮面ライダー電王』とか書いた人。あとは『美少女戦士セーラームーン』の特撮版や戦隊ものだと『未来戦隊タイムレンジャー』『星獣戦隊ギンガマン』。よく「萌え」の概念を語るときに言われることですが、男性はキャラクター単体に萌えて、女性はキャラクターとキャラクターとの関係に萌えると。エロ漫画なんかで言うと、男性向けエロ漫画は性的対象の女の子がエロければ相手は彼氏でも暴漢でも触手であっても構わない。一方で女性向けエロ漫画は性的対象とその相手が誰であるか、そしてそれがどんな関係であるかが重要であるみたいな、下品な例で申し訳ないですが。まぁその定説にどこまで真実味があるのかはよくわかりませんが、この小林靖子さんはおそらくどんなに軽く見積もっても少なからずオタク的てかいわゆる腐女子的な要素はあるんではないかと思われる脚本家で、それはそれは、派手ではないが、キャラクター同士の関係性の微妙な動きを描くのがとてもうまい。褒め過ぎなのは重々承知で特撮界の向田邦子。

シンケンイエロー←顔に「土」って書いてあるヒロイン  外道衆←まさに外道な悪役デザイン

 というわけで、この作品の面白さの秘訣は、現代における「殿と家来」というSF設定における微妙な人間関係の移り変わりを丁寧に描くことに成功していることなのではないかと。そういう論旨で次回は例証編、これらを「登場人物」「悪役」「終盤の展開」という3つの例にて説明していこうと思います。

テーマ:侍戦隊シンケンジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2010/02/20(土) 01:24:01|
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 映画のこととか長々と書くブログです。
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 なお映画の感想コーナーの最後で、実に分かりやすく画期的な映画の評価方法として、その映画のレベルに見合ったアイドルの名前を書いております。

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