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『牙狼〈GARO〉~RED REQUIEM~』は良い「特撮」ではあるよ。

garo

 今週の『天装戦隊ゴセイジャー』は、過去に飛ばされたアラタの続き。原題に戻る事より、まっさきに過去の改変を思いつくのは、ポジティブというか、姑息というか。
 そんでもって、毎年恒例の恋愛エピソードなんですが、ことしはなんですかメタルAとブレドRUNさんなんですか!?
 あと今週の『スーパー戦隊VS劇場』の導入部分にてハイドがセンちゃんに反応してくれてましたね。センちゃん今、何してるんだろう。


 そんな今回は『牙狼〈GARO〉~RED REQUIEM~』の感想です。
 やっぱりね、特撮ヒーローモノならめぼしい所はきちんと抑えておかないとね。

 観に行った映画館は新宿バルト9。ホールには実際に撮影に使われたモノではないそうですが、牙狼のスーツが飾ってあり、テンションあがります。うひょー!
 公開からしばらく経っているものの、上映館が少ない事もあってかまあまあの入りでした。20~40代と思わしき男性の一人客がほとんど。カップルは二組ほど、女性の一人客はゼロでした。


概要:05年に放送された深夜特撮ヒーロー番組『牙狼 GARO』の映画化作品。監督・原作・脚本はTV版でも総監督を務めていた『ゼイラム』『仮面ライダーZO』『鉄甲機ミカヅキ』などの雨宮慶太。
 太古より人間の邪心に憑依し、その生命を喰らい続ける魔獣ホラー。しかし闇に忍び、魔獣を狩る使命を帯びた者達がいた。それが魔戒騎士、魔戒法師である。ある日、最凶の魔獣・使徒ホラー7体が復活、人間界へ降臨した。魔戒騎士を統括する番犬所から指令を受けた冴島鋼牙(小西遼生)は、管轄を越え“使徒ホラー”殲滅の旅に出る事となった。数日後、ホラーの気配を追って港町に辿り着いた鋼牙は、そこを管轄する魔戒法師のアカザ(斎藤洋介)、その弟子のシグト(倉貫匡弘)、そして烈花(松山メアリ)と出会う。強大な敵に対し4人の協力が必至と思われたが、何故か烈花は「そのホラーは俺が倒す」と言い残し立ち去ってしまう…。
goo映画より抜粋)


 雨宮慶太の作品って、特撮好きなら一度や二度は見たことあるのではないかと思われます。
 やたらストイックな『仮面ライダーZO』などは好きだったんだけれども、あのバブル時代の耽美系エログロSFXセンスをいまだ引きずっていて、長い間ぼくは苦手でした。で、今回そこらへん一周回ってカッコよく思えるかもという期待をして観にいきましたが、確かに「ヒーロー特撮」というジャンル映画の枠組みの中では、こと特撮シーンに関してはよく出来ているんだと思います。

 例えばアクション。「例えば」っていうかこの映画90分間ほとんどアクションシーンなんですが、肉体と刀を使用したリズミカルでケレンミのある殺陣は、そこに添えられるCGが豪華になったのもあって、TVシリーズより磨きがかかっているし、3Dもぼくの好きな大人向けではない"飛び出す"3Dがふんだんに使用され、とてもワイワイ楽しめます。
 だからジャンル映画として特撮ファンに好評であるのはまあ理解出来なくもありません。

 で、「この手の映画」ってひとくくりにしちゃ悪いけれど、この手の映画でよーくゲンナリさせられてしまう物語の破綻もあまりないんですよ。


 けどね、雨宮慶太の悪いクセなのでしょうか、この作品も、日常パートをないがしろにして、戦闘シーンやエログロシーンばかりを展開していくものだから、ずーっと続く戦闘に飽きてしまうんです。
 例えば『十三人の刺客』のあれだけ長い戦闘シーンに何故飽きなかったかといえば、あれは登場人物たちの日常や生活をきちんと描いて、観客が登場人物にきちんと感情移入をしたうえでのものであったからなし得たことで、こうも日常性を省かれると感情移入のしようがない。言い換えれば、ただアクションがうまい人とアクションがうまい人の殺陣を見ているだけで、その殺陣がドラマに昇華されていない。
 まだ主人公の鋼牙はいいんですよ、超寡黙で何考えているか一切分からない性格ではあるけれど、彼の出生や過去など、TVシリーズで色々語られて観客の大半もそれを知っているだろうから(TVシリーズを知らなきゃ感情移入できないという根本的な問題はこの際おいといて)。しかもTVシリーズでは肘井美佳が演じていたカオルという日常視点のキャラクターが鋼牙の生活性が一切ないミステリアスさを「なんで普段からこんな変な恰好してんの!?」とか代弁していたし。
 問題なのは今作のヒロインである烈花と悪役のクルス(笠原紳司)であり、クルスは最後の方でようやくほんの少しだけ戦う理由が明かされるものの、烈花の戦う理由は「そういう血筋だから」の一点張りで、何故そこまで戦う事にこだわるのか理解できずまったくもって実在感がない。
 そんな描写不足な彼らが命をかけて戦ったところで、リズミカルでカッコいいアクションと3Dに最初は目を奪われることがあっても、飽きてしまうのは無理がない。

 で、わずかにあるドラマパートもかなりおざなりで、お披露目として最初のホラーを退治して、鋼牙が「大物ホラーを探している」と言って→そこら辺歩いてたらすぐホラーの本拠地が見つかるが、倒し方がわからず敗北→しかし一度、戻ったら仲間が倒し方を知っていた潜入場所がわからないけどちょっと頑張ればすぐ分かった!→決戦へ。といった調子。こんなドラマ必要あるの?

 その他にも「この監督戦闘や特撮にしか興味がないんだな」って思われる点がたくさんあって、例えば21世紀の映画としてカッコ悪すぎなところ。見せ場にスロー多すぎたり、感傷的な音楽に頼りすぎだったり、キャラクターやセリフがあまりに漫画っぽすぎたり、悪役のカルマ(原紗央莉)のキャラクターはなんの工夫もない単なる「悪くてエロい女」ってな感じでつまらなすぎるし、斉藤洋介ハナから怪しすぎだし、斉藤洋介滑舌悪すぎだし、斉藤洋介の店に置いてあるシャツダサいし、ゴス風のクラブのシーンダサすぎだし、主役の小西遼生さんはTVシリーズよりずいぶん演技が上達して貫禄もついてきて驚いたのですが、他が目眩がするほど演技できてないし(ていうか演技ができないならできないでセリフやキャラクター、演出や編集でなんとか形にすればいいものを)。アクションができれば演技下手でもいいっていう日本特撮業界のいつまでも子供番組が卒業出来ていない風習は早々に捨てさるべきだと思います。
 あと時任ぁみさん出演の意味は色々と皆無だと思います。

 あと中尾彬さんはせっかくマフラーを中尾巻きにして登場してくれたので、チュロスみたいにツイストしている触手の攻撃は背中から延ばすのではなく、マフラーを伸ばして攻撃して欲しかったです。

 あとあと鋼牙の少年時代の師であった津田寛治さん、なんだか特撮によく出るけれど似たような役ばかりやっているなーって。津田寛治さんは『仮面ライダー the first』のハイテンションな怪人バット役が好きです。

 
 以上、ドラマパートはアレでしたが、特撮はそんな高くもないであろう予算でよく作り上げたなと思うほど頑張っているので、そこはかなり評価ポイントかなり上げてるかなって。このレベルの特撮技術でスーパー戦隊が見たいです。もっと日本の特撮シーンが盛り上がればいいのに。『ゴジラ』復活しないかな。
 かしゆかレベル。


 次回はリクエストをいただいたので見てきて参りました、『パラノーマル・アクティビティ』の「日本版続編」である『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT』の感想を描きます。


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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/11/23(火) 23:49:59|
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