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「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

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「週刊少年ジャンプ」2010年38号の一言感想 その(1)

ジャンプ

 当ブログに検索して来てくださる方で最も多い検索ワードは「少年ジャンプ」なのですが、「第9地区 フィギュア」の検索もやたら多いです。ああ、意味もなく『第9地区』の感想のタイトルをこんなのにしてしまったから…。
 大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 そんなわけで、久しぶりに「少年ジャンプ」の感想。

『BLEACH』(巻頭カラー)
 結局というかやっぱりというか乱菊さんは案の定無事でした。結局ギンも実は善人みたいな扱いされて退場か。
 そういえば久保先生、twitterで色々語ってちょっと話題になりましたね。えー…心が痛いです。
 個人的には難癖つけながら楽しむって楽しみ方だってあるし、作品をどう楽しもうがどう解釈しようがそれが商品として世に出た時点で読者の自由なわけであんまり極端な意見はどうかと思うんですが。
 あと「もしBLEACHよりも面白いものが描ける才能があるなら、すぐに漫画家になるべきだ。面白ければ必ずBLEACHより成功する。絵が描けないと言うのなら、努力して編集者になって漫画家にアドバイスすべきだ。本当に能力があれば、どこへ行っても歓迎される。」ってのも言い過ぎだと思う。久保先生もここまで上り詰めるのに並々ならぬ努力をしてきたはずだし、その過程には作品の面白さの質とは関係ない商業的な力が働いていただろうし、才能がありながら運に恵まれず売れなかった人たちもたくさん見ただろうに、何を言ってるんだか。
 まあ今回は変わったファンにちょっとひどい暴言を吐かれて頭に血が登って言っちゃったことらしいし、作家としてこういうエゴイスティックな部分ってのは、必要不可欠なものだろうし。
 まあ作品には関係ない話ですね。例によって仲間のピンチに大ゴマで助っ人登場っていう1万回目くらいのパターンですが、今度は真打ちパワーアップした一護が登場してようやく最後の戦いでしょうか、次週へ続く。

『ONE PIECE』
 扉絵にでっかくなったサボがいる。
 麦わら海賊団たちの強化訓練。今週はナミ、ブルック、ロビン、フランキー、ウソップのトレーニング模様。
 ブルックの音楽攻撃ってのは、作品内でのリアリティ的に無しな気がするんです。そもそも漫画内に音楽を出すのってすごい難しいことで、ブルックの技に「眠くなる曲」があったけれども、あの表現をみて本当に読者が眠くなる風に描いてくれないと、説得力もリアリティもない。で、その表現を成功させるのはそうとう難しいことだと思うんです。『河童の三平』で、三平が肛門からヘ長調の音楽を鳴らすという話があったけれども、あれはいい曲に感じたもの。『ジョジョ4部』で音石明が「テメェノ、オフクロモ、ブチコロシテヤル」って演奏していたけれども、あの表現もすごくネガティブな恨みの爆発を感じさせたもの。まぁ尾田先生ならやって出来ないこともないと思うので、前の「眠くなる曲」のような小手先のような描写ではなく、是非とも本当に眠くなるような描写を目指し果敢なる挑戦をしていただきたいものですが。
 みんな、ルフィとの思い出を回想していますが、フランキーはどうも仲間に入ってから大きな活躍に恵まれていなく、回想シーンも印象深いのがありませんね。そもそもこいつはみんなとどれだけ仲良くしているのだろうか?
 いまだに「麦わら!」「小娘!」「ニコ・ロビン!」って呼んでるし(今週「ルフィ」って呼んでましたね)、ゾロとの絡みとかほとんどないし。ウソップとチョッパーはちゃんと名前で呼ぶのは、仲の良さの違いかしら。まぁ尾田先生はけっこうお気に入りキャラっぽいし、今後の活躍に期待です。
 ロビンちゃんはなんだか描かれるたびに可愛くなっていってるような。

『NARUTO』
 ガイVS鬼鮫。
 二時の方向に投げるべきなのに、「珍獣」と「十時」というしょうもない韻を踏みたいがために、十時の方向にガイ先生を投げようとしたビーが良かったです。「韻を踏む」っていうキャラ設定に無理があるということを、実は自分でも分かっているという自己反芻的なギャグでした。

『トリコ』
 ベジタブルスカイの野菜を食べることで、ものすごい快便になるシーンが良かったです。「ブリブリって音が体の歓喜の音に聞こえたぞ」って表現が秀逸。すげー快便してみたい。水木しげるや宮崎駿なんかがよく言われますけれど、生理的欲求を気持ちよく描ける漫画家はやっぱり強いですね。
 でもって、なんでしょうか、この恋愛ドラマみたいな展開。
トリコ「小松」
小松「ハイ」
トリコ「お前がいてくれて本当に助かった…ありがとうよ」
小松「(頬を赤らめて)ト…トリコさん…」
トリコ「"オゾン草"を無事獲ったら、お前にお願いしたいことがある」
小松「(頬を赤らめて)え…?お願い?」
トリコ「ああ…」


『バクマン。』
 シュージンがずっと『PCP』の連続シリーズ最終話をどうするか考えている話。
 思えば、一つのエピソードを如何にして練っていくかを追ったエピソードは今回が初めてでしょうか?
 僕も脚本を書いていてこの手のギミック重視の物語を書く時に、そのギミックを考えている時は論理パズルのようで面白いんですけれども、あまりにそれに凝りすぎると作品が設定重視のうすっぺらいものになりがちなので、そのギミックを素材に如何に「作品」を作っていくかの塩梅が難しいと思うのですが、そこらへんは亜城木夢叶はクリアしているんだろうか。

『ぬらりひょんの孫』(センターカラー)
 ゆらちゃんと雪女とカナちゃんがCDを出すそうです。カナちゃんまだヒロインに数えられていたのね、良かった。先週の河下水希先生のヒロイン大集合ポスターでも雪女が出ていたし。
 安倍晴明と鬼道丸の過去話。
 思想はひねくれているけれども、悪人というわけではないっぽい。あと安倍晴明のデザインがけっこう男らしくて意外。彼がリクオと対立するとは思えないんですが、今後狂っていってしまうのだろうか。
 そういう悪に染まるバックボーンが語られるキャラクターって好きですが。
 あと芦屋道満の好々爺的デザインも意外。伝説とか読むと必ず安倍晴明に負けているんですよね、この人。晴明の弟子になっちゃったり。

『家庭教師ヒットマン REBORN!』
 鈴木アーデルハイドの絵がまたやたら崩れている。おっぱいがわけわからないことに。秋本先生レベル。
 てなわけで、ツナたちが無人島に隔離されて、来週から戦闘パートに突入っぽいですが、戦闘シーンとドラマパートをはっきりくっきり分けちゃって、戦闘パートを日常と地続きでないゲーム的なものにしちゃうから、戦闘パートが退屈になっちゃうんじゃないかな。ドラマと戦闘パートが密接に絡んでないと戦闘シーンをやる意味が物語上希薄になってしまうような。

『いぬまるだしっ』
 ふとしくんがホラ吹きまくって、そこらの不良園児を総括している話。
 ふとしくんって何を考えているかよくわからないキャラクターで、ただ黙々と友達をいじめて、ただ黙々と酷い目にあい、ただ黙々といぬまるくんと一緒に意味不明の行動をとる、その無心っぷりが好きだったんですが、今回のように取り乱したり、いぬまるくんに突っ込んだり、いぬまるくんのことを「おい、いぬまる」と呼んだりするのは、妙に人間ぽくなっちゃって彼のキャラを壊しちゃっているような。
 理想の展開としてはふとしくんは黙々とホラを吹き、次第に話が大きくなっていき、取り乱したり、いぬまるくんに注意するのは、たまこ先生が一手に引き受けないと。今回は話の展開上たまこ先生が絡めなく、仕方なく代役を似合わないふとし君が頑張ってしまった感じか。ツッコミ役って、そのキャラがいなければ無理して用意することもないと思うけどな。他の漫画でもたまにジャガーさんやルフィなんかがツッコミ役にまわって妙に不自然に感じてしまう。
 で、来週から不良小学生と野球対決に。

『宇宙卓球』(センターカラー/読み切り)
 金未来杯第4弾。卓球好きの中学生が宇宙人に拉致されて地球の運命をかけた卓球勝負をする話。
 世界中から集めた卓球の達人たちでもかなわなかった宇宙人に、ただの卓球好きの中学生が勝つ理由がとくに明示されず、さらにはその宇宙人が放つ電撃を主人公がものともしないのにも理由が明示されず、そもそも主人公がなんで卓球が好きなのかもよくわからないや。
 あとヒロインの顔がたまに諸星大二郎先生の画風に見える。

『銀魂』
 さっちゃんのメガネ編完結。最後はさっちゃんが新しいハイパーメガネをかけて、敵を一掃殲滅しておしまいでした。幾度もシリアスになる展開を匂わせつつ結局最後の最後までドタバタギャグでしたね。まぁさっちゃんにはそっちのほうが似合う。
 ハイパーメガネがさっちゃんに「左後方1M、敵3人接近、戦闘力120・98・111、次のコマで仕掛けてきます備えてください」って伝えるのが面白かった。「次のコマ」って。そういうメタ的な笑いが好きです。

『SWOT』
 いい歳こいた先生が学園の不良事情に夢中なのが笑えました。なんだか裏がありそうですが、この若い先生。「うちの学校は喧嘩程度じゃ停学にならないわ」って言っているけれど、この人たち、喧嘩以上のことしていますけれど…? ていうか、学校の先生が生徒同士の喧嘩をとめないで、誰が止めるの? もし手に負えないとしたら警察呼べばいいじゃないか。なんか喧嘩に向かう学崎たちを「もう…」って言って見送っているし。教育委員会にバレたら教師全員懲戒免職モノですよ。
 そういう無法地帯のぶっとんだ不良ファンタジーを描きたいのであれば、もうちょい「そういう世界でのリアリティ」のルールを決めてくれないと。変に教師とか登場させたり好き放題やるから、この学校がものすごい不自然な空間になってしまっている。『ONE PIECE』や『HUNTER×HUNTER』読むとすごくわかるけれど、ファンタジーって言うのは別に好き放題やっていいってことではなくて、むしろ現実と地続きの世界感に比べても、かなり制約をきびしくしていかないとリアリティがわかない分、かなり世界設定を構築するのは大変な作業だと思うけれど、この漫画はそこを完全に無視して何にも考えずに書いているなぁって印象。

『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』(特別出張読切)
 たまに「ジャンプSQ」から出張してくる『ギャグマンガ日和』。
 なんの罪もない善良なライフセーバーに、テレビの取材クルーが(その姿は見せずカメラ越しに)「美人とブスどちらの人名を優先しますか?」と意味なくしつこくつきまとうお話。
 だんだんそのストーキングがエスカレートしていく話なんですが、それがやたらとコワい!
 テレビ局っていう多くの人があまり実生活と関わりのないであろう人種が、得体の知れなさを強く演出していると思う。
 恐怖と笑いは紙一重とはよく言ったものですね。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(センターカラー)
 以前も登場した雑学巡査がヤクザの事務所に何がなんだか単身乗り込んで雑学を疲労する話。
もうちょい雑学が楽しければいいのに、足の小指の関節の話二度目だし。ああでも22日がショートケーキの日(カレンダーで15日=イチゴの下にあるから)ってのは面白かったです。
 あと両さんがめちゃんこ目立たない。最後のコマとかモブの一人だし。


 長くなりすぎたので、以下は『「少年ジャンプ」2010年38号の一言感想 その(2)』で。

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テーマ:週刊少年ジャンプ全般 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/08/25(水) 01:27:19|
  2. 少年ジャンプ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<「週刊少年ジャンプ」2010年38号の一言感想 その(2) | ホーム | 『インセプション』は上映終了後がキモだよ。>>

コメント

こち亀

雑学のショートケーキ雑学、以前爆笑問題の雑学王でやってました。
雑学が魅力的じゃないとあのキャラちょっと…。まさか再登場するとは思わなかった。
  1. 2010/08/25(水) 23:00:26 |
  2. URL |
  3. 北区の帰宅部 #-
  4. [ 編集 ]

>北区の帰宅部様
 はじめまして。コメントありがとうございます。
 素敵なハンドルネームですね。

 あぁやっぱり元ネタがあったのか!
 秋本先生、プラモや車や銃の魅力的な雑学たくさん知っているだろうに、何故、しょうもない雑学を披露するかな。
 うんちくを褒められて得意気になると巨大になるっていう漫画的表現はけっこうばかばかしくて好きなんですけれどね。
 また遊びにきてください。
  1. 2010/08/25(水) 23:17:21 |
  2. URL |
  3. かろプッチ #-
  4. [ 編集 ]

プラモとかの雑学は興味なくても楽しいですよね。

ジャンプ、映画、ラジオ(タマフルとJUNK)好きな自分としては夢のようなブログですよ。
ハンドルネームは、おもしろい名前のハガキ職人ア(↑)コガレです。いつかは投稿してみたい…

更新楽しみにしてます。
  1. 2010/08/26(木) 00:49:13 |
  2. URL |
  3. 北区の帰宅部 #-
  4. [ 編集 ]

>北区の帰宅部さま
そう言っていただけると果たして何のためにやっているのかよくわからないこのブログにも意義が見えてきて大変嬉しいです。
ありがとうございます。

趣味が合いますね。
このブログ自体伊集院光の軽妙で知的で下品なトークア(↑)コガレと、宇多丸の熱血で細かいな映画語りア(↑)コガレから来たものです。
流石にアメリカから来た概念だけあって解釈が難しいですね、ア(↑)コガレ。
  1. 2010/08/26(木) 09:08:03 |
  2. URL |
  3. かろプッチ #-
  4. [ 編集 ]

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Author:かろうじてアメリゴ・ベスプッチ
 映画のこととか長々と書くブログです。
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 chikiuso2800って名前。
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