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「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

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「週刊少年ジャンプ」2010年40号の一言感想 その(2)

ジャンプ

 てなわけで、「週刊少年ジャンプ」2010年40号の一言感想 その(2)。
 「その(1)」はこちら。

『ぬらりひょんの孫』
 対鬼童丸戦。リクオが「妖怪は悪」って言ってるけど、「恐怖」やら「悪」やらで妖怪をくくってしまうのはいささか暴力的な気がする。妖怪とは色々な解釈の仕方があるけれど、まあ現象のキャラクター化であって、悪だの恐怖だのはその基となる現象が備えている要素にすぎないわけで悪でも恐怖でもない妖怪なんてごまんといる。
 まあこの漫画はそういうの敢えて気にしてなさそうだけども。
 筆で描かれた羅生門を背景に戦うのがカッコいいです。アニメだとどう表現されるんだろうか。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
 葛飾署が白蟻とゴキブリ駆除のため一時閉鎖されて、根津にある「根津新覧堂」(ネズニーランド)というITバブルの頃に建てられた大きなお化け屋敷に引っ越すという話。
 拷問室のアトラクションを本物だと信じたヤクザたちが「思い切ったことやるなあ」「日本の警察も変わったなあ」とまんまと怯える姿に笑えました。マッドな警察とそれに対してついマトモになってしまう犯罪者ってのは『こち亀』の王道パターンですね。最近両さんが怖くなくて寂しかったので今週は良かったです。
 4週に一度くらい面白い話がありますね。深くは考えますまい。

『SKET DANCE』
 加藤希里という忍者の末裔キャラが登場。前フリのように辰蔵が出てきたから、またなんちゃってキャラかと思ったら、本格的にシリアスな忍者。リアリティを壊すキャラは前からちょくちょくいたけれど、彼らはナンセンスギャグ担当で、ギャグ回の場合それはそういうものとして受け入れられる土壌がこの漫画にはあったけど、こういうドラマパートに絡んできそうなシリアスキャラがここまでリアリティがないと、この漫画のバランスをぶち壊しそうで心配。
 まあ、今までにないキャラなので作品に刺激を与えるカンフル剤にはなっているか。
 あと『バオー来訪者』ネタがあったので大体OKです。

『銀魂』
 たまに出てくる将軍様。毎度銀さんの細心の注意の甲斐もなく周囲の悪ノリで散々な目にあっているけれど、まあ幕末モノの端くれとしてそのうちカッコいい活躍とかしてくれそうですね。慶喜って最重要キャラだし。
 本物の徳川慶喜はなんだか随分と頭のいい人だったそうですね。「東照神君(家康)は、天下のために幕府を開かれたのであるが、余は天下のために幕府を葬ろうと思う」と言って将軍となり、300年の歴史に幕を閉じることで日本壊滅の危機を乗り切ったってそれだけでステキ歴史キャラですね。

『べるぜバブ』(番外編/センターカラー)
 今週は2話掲載。こちらは番外編で男鹿が猫に懐かれてベル坊が嫉妬する話。
 ベル坊は強いんじゃないのか?なんか猫に理由もなく負けていたけれど…。
 今週本編の方で影組の一人が体育館の床をパンチで破壊しまくっていたシーンでも感じたんだけど、ストーリー展開のために作品の持つリアリティの線引きをコロコロ変えていくってのはどうなんだろうか。
 だったら『SKET DANCE』のようにシリアス回とギャグ回とくっきり分けたらいいんだろうけど、この漫画の場合ギャグとシリアスの境界も曖昧なのが持ち味だから、難しいんだろうな。
 番外編自体は毒にも薬にもならないようなお話でした。

『保健室の死神』(センターカラー)
 今週の「ジャンプ」はやたら男らしい展開が多いですが、こちらもシンヤの弟刀哉が男らしさを目指す話。なんやかやと出会ったのが伊賊夜経一。彼の男くささに感化されるが…。
 キャラクターが増えてきて群像劇化するとこういう意外なキャラクター同士が親交を持ったりして楽しいですね。
 キャラクターの魅力ってその関係性の中で生まれやすいと思います。他の漫画だと例えば『ONE PIECE』のバギーとMr.3とか。今週の『NARUTO』の鬼鮫とガイの間に芽生えたかすかな尊敬の気持とかもそうかな。他キャラとの関係性をたくさん描くことでそのキャラクターに生き生きとした奥行が産まれる。

『逢魔ヶ刻動物園』
 隣の人気水族館「丑三ツ時水族館」より、動物園乗っ取りを企むシャチ人間あらわる。ワイシャツのエリと下あごが合体したまたしても珍妙なデザインがイカします。
 ほぼ全て動物園内でしかドラマが展開できない制約のせいで、ドラマ性が希薄になってしまったことが最大の弱点だったこの漫画ですが、外部要因がこうやって暴力的に介入してきたことで、少しはドラマチックになるかな。まだなんとか挽回のチャンスはあると思うので頑張っていただきたいです。

『SWOT』
 戦闘はエスカレートしていき不良高校生は技名を叫び、校舎は破壊しまくりで、両手からは謎のオーラが。
 『べるぜバブ』もそうなんですが、高校生が超人的な活躍をすること自体は「少年ジャンプ」では何ら珍しいことではないのに、この漫画だとどうしてすごく不自然に感じてしまうのだろうかと。その答えとして、何度か書きましたが、「ここまではこの漫画の世界観でやっても不自然ではない」っていう作者が思っているであろうこの作品内のリアリティの境界線と、僕(ないし読者)がこの漫画に抱いているリアリティの境界線に差があるのか、もしくはこの作者がそんな「作品内のリアリティの境界線」など考えちゃいないかのどちらかが原因と考えられますが、もし前者が原因の場合、演出の拙さの問題やらハッタリの下手さが問題で云々…と、色々考えていたのですが、どうしても「作者が何にも考えていない」という後者の方に原因があるとしか思えなくなってきたのでここいらで思考停止。

『メタリカメタルカ』
 三次試験の進んでも進んでも形を変えてしまう謎の迷路の脱出口は普通に鍵穴に鍵をさして出入り口から出るだけだったって話。謎解き展開は難しすぎず簡単すぎずでまあまあ面白かったです。
 他の受験者は単独の力で試験を乗り切っているのに、ルカはサポーターの力を借りまくってかろうじて合格。そんなんで今後大丈夫なの? と思いましたが、まあよほどのことがない限り、今後のことはあまり考えずにいても大丈夫だろう。
 それより謎多き他の受験生たちについて語る余裕があるのか、悠長に三次試験に2週もかけて良かったのか?
 そういえばシノって大金持ちの娘なのに、なんでトレジャーハンターとかやってるんだろ?

『少年疾駆』(最終回)
 容赦なく15週で最終回。
 6年後、みんな高校3年生となってプロへの階段を登りはじめましたとさ。
 この漫画には、画力のつたなさとか、いつまでたっても試合を行なわないグズな展開とか、構図の悪さとか色々ケチつけましたが、最終的にキャラクターに面白味がないのが一番の問題だったのではと思います。みんな似たような顔と体系、どこかでみたような性格。そんなんばかりだから、彼らが集ってゲームしてもてんでワクワクしない。「サッカー」や「野球」を扱った漫画は、「スポーツもの」である以前に「群像劇」であることを意識して欲しいなと思いました。いっそのこと「少年ジャンプ」らしく『イナズマイレブン』みたいなトンデモ小学生たちが有象無象とひしめき合う方がウケる気がするんだけれど。
 主人公大鳥の「カッコつけたいがためにサッカーをやっている」って性格は良かったんだけどな。

『ジャン魂G!』
 今週気になったネタは『日本一ダメなプール監視員決定戦』てなコーナーでの大阪市・茹でられてさんのハガキ「彼もまた何者かに監視されている。」っていう『ウォッチメン』的展開のネタと、八戸市・天★清八さんのハガキ「溺れている人をキャッチ&リリース。」という「ファニーゲーム」的なネタ。

巻末コメント
 (空知英秋先生のコメント)来週休載されるそうです。ここで休載はタイミングが悪すぎて「ジャンプ」大丈夫なのか不安になります。『バクマン。』で以前、人気漫画家たちがそろってボイコットとかやっていたけれど、あれなんじゃないの?

(斉藤編集のコメント)今敏監督、劇場では『パプリカ』しか見ていないのですが、他の作品を映画館で見なかったことをたいへん後悔しております。まさかあれが遺作となるとは…。


 今週の最優秀キャラクターは、見にくく落ちぶれても忍者であることを貫き通した『NARUTO』の鬼鮫や、ピッコロさん的再登場がイカしていた『サイレン』の祭先生および影虎さん、意味不明キャラのくせに投手としていっちょまえにサインを拒否していた『いぬまるだしっ』のビューティー中野も良かったですが、男らしい涙を流した『バクマン。』の岩瀬で。


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テーマ:週刊少年ジャンプ全般 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/09/08(水) 01:51:23|
  2. 少年ジャンプ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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