かろうじてインターネット

「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『RED/レッド』はゴージャスでクレイジーでシニアな彼女にメロメロだよ。

red

 『天装戦隊ゴセイジャー』に関してはあまりにアレすぎるから、見つづけるモチベーションの為にもここで感想を書いておりましたが、普通に面白い『海賊戦隊ゴーカイジャー』に関しては毎週感想をかくべきなのでしょうか?

 あからさまにあの漫画とかぶっているメンバー構成なのは置いといて、それぞれの戦闘スタイルにかなり個性を出しているところ(外道なレッド、コミカルなグリーンや豪快なイエローの戦い方がよかったです)、過去戦隊にコロコロ変身するテンポ、スーパー戦隊のくせに5人ともやたらと悪びれているところなどとても楽しめました。
 あぁでも大体の部分において『仮面ライダーディケイド』でしたね。
 あと「まさか35代目のスーパー戦隊!?」とか「あれは記念すべき最初のスーパー戦隊、秘密戦隊ゴレンジャーじゃないかしら!?」などスーパー戦隊マニアのやたら棒読みな保母さんたちがパンチが効いていて良かったです。

 そんな今回は『RED/レッド』の感想。

 観に行った映画館はTOHOシネマズ六本木ヒルズ。平日の夜でしたが比較的混んでいました。客層なのですが、どうも年配の方が多め。なんでしょうかね? 皆さん、若者をぶっ殺したいのでしょうかね?


概要:DCコミックスの人気グラフィックノベルを映画化。監督は『きみがぼくを見つけた日』『フライトプラン』のロベルト・シュヴェンケ。
 かつてCIAの腕利きエージェントとして活躍したフランク(ブルース・ウィリス)。引退した今ではオハイオの田舎町で独り静かに暮らし、互いに顔も知らない役所勤めの独身女性サラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と電話で会話することを唯一の楽しみにしていた。そんなある日、フランクの家に武装集団が侵入。しかし、フランクは難なく一味を仕留め、政府に全て監視されていたためサラの身の危険も察知し、はたして暗殺の危機から彼女を救い出すのだった。そして元上司ジョー(モーガン・フリーマン)のつてを借り、一連の原因を調べると、フランクの他9人の名が記された暗殺リストを発見。またそのリストにも挙げられ、フランクの同僚で宿敵でもあったマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)にリストを見せると、10名は中米グアテマラでの特殊任務の関係者たちだと判明する。さらに人脈を利用してCIA本部に潜入し、事態の謎を解く鍵となる“グアテマラ文書”をまんまと手に入れるフランク。やがて元英国諜報局MI6の名狙撃手ヴィクトリア(ヘレン・ミレン)のもとに集ったフランクら歴戦の勇者たちは、全ての黒幕が政府と癒着した軍需企業だと知り、怒濤の反撃に転じるのだが…。
("allcinema online"より抜粋)


 この映画、物語自体は大して上手くいっていなく、描きたいことも観客に伝えきれてないと思うのですが、メインではなく脇にあるものが頑張っているので、そちらに救われているのではないかと思われる。まるでメインのヒーローよりサイドキックのカトーの方がしっかりヒーローしているという『グリーン・ホーネット』を地で行くような映画でした。

 今回はまず先に「テーマが表現できていない」という不満点をあげていこうと思います。

 まずキャラクターに変化がないという不満点。
 この映画のウリって、「もう引退して静かな余生を送っているロートルたちが、現役復帰して暴れまくる」というところに爽快感があると思うのですが、ブルース・ウィリスもジョン・マルコヴィッチもハナからどう考えてもヤバい老人たちであり、現役を退いた雰囲気がないため、キャラクターの変化の面白さもなければ、共感もできない。
 ていうか主人公のブルース・ウィリスの見た目の時点でまるでロートル感がないのが問題。それどころかかなりマッチョだし、五十代後半くらいの設定だけれど実年齢よりずっと若く見えちゃうし、見るからに曲者感がプンプンする。

 で、老人と赤ん坊ってフィクションの中ではちょっとばかし倫理を超えた行動とっても「元気があってよろしい」って許されちゃうことがあって、でもブルース・ウィリスはそんなに老けて見えないから、倫理に外れた行動がどうもシャレになりづらく笑えない。
 まあこの点に関しては、どのような非道に堕ちても自分の愛する者は守るという抜き差しならない迫力が出るシーンもあって一概に非難はできませんが。特に刑事の実家に潜りこんで刑事を脅すシーンなどなかなか秀逸でした。

 逆に見た目が最も老人していた我らがマンデラ大統領ことモーガン・フリーマン演じるジョーはあの拷問シーンなどもっとひどいことしても良かったんじゃないかなとか。

 続いて登場人物の死について。
 「老いぼれちゃいないぜ、しぶとく生きるぜ」ってのがこの映画の描きたいところかなと思うんだけれど、なんで"あのキャラ"をあっさり殺しちゃったのかがわからない。あの死に物語上の意味も一切ないし、特にこれで登場人物たちが怒ることもない。敢えて言えば老いても衰えないプロ意識を描いたというところだろうか。
 あんまりあっさり退場しすぎて絶対に再登場するはずだと思ってたら本当に最後まで出てこないで逆に驚きました。(ここはすでに続編が決定している続編への伏線かも知れないけれど)

 このようにスカした若者相手に老人が無茶苦茶暴れまくるという展開を期待した身としてはどうもパンチ不足な作品になってしまっている

 他にも悪役のパンチが弱いとか、ヒロインの魅力が弱いとか不満はあるのですが、しかし、この作品、素晴らしい二つの美点があるんです。それでこの致命的な不満点を打ち消してしまっている。

 まずユニークかつ合理的なアクションシーン。
 例えば冒頭のフランク宅への襲撃シーン、暗殺者を静かに返り討ちにして落ちていた拳銃から弾を抜いてそれをフライパンに油しいて炒めだす。観客は何をするのかワクワクしてしまう。
 すると熱せられた銃弾が暴発、発砲音が鳴る。後続の暗殺者たちがそれを聞いて撃ち合いが始まったと勘違いし家に入ると、そこにはフランクが静かに待ち構え一人一人を速やかに合理的に処刑していく。
 また、後半のパーティーシーン、ヴィクトリアネックレスの使い方。何故だか入場者チェックで引っかかる綺麗なネックレスにはどんな秘密があるのかと観客は想像しワクワクするが、これも予想の斜め上をいく面白い使い方をされる。

 このような戦闘の組み立て方が独創的かつ合理的かつ爽快で、気の効いたパズルを解いているみたいでとても面白く気持ちがいい。

 そんな合理性の高いアクションの中で一人めちゃくちゃやるジョン・マルコビッチ演じるマーヴィンもいい味出している(彼の活躍はちょっと少なすぎやしないか?もっと物語をひっかきまわして欲しかった)


 それともう一つ良かった点が、上記の老人描写の不満点全てをなかったことにしてくれるヘレン・ミレンの大活躍。
 優雅で高貴で美しくてキュートな初老の婦人が白いドレスを着て機関銃をぶっぱなすシーンのかっこよさ! それでいて、そんなアクションなのに決して品を落とさず演じる彼女の仕草の美しさ。
 そして戦闘シーンのガラス玉のような「殺人マシーン」の瞳。
 決して熟女好きじゃないのですが、今夜ばかりは旧ソ連のスパイばりに彼女にメロメロです。

 以上、根本的に不満点はけっこうあるのですが、本筋とは別に横に添えられたアクションの楽しさとヘレン・メリルの怪演でとても楽しめるという、メインのヒーローは弱いけれどサイドキックはめちゃんこ強いという『キック・アス』を地でいくような結果オーライの作品でした。

 南明奈レベル

 次回はベン・アフレック監督作品だそうです『ザ・タウン』の感想。
スポンサーサイト

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2011/02/14(月) 01:18:14|
  2. 映画ラ行
  3. | トラックバック:12
  4. | コメント:0
<<『ザ・タウン』はスウィートな犯罪映画だよ。 | ホーム | 『リセット』は一筋の希望があるよ。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://karoujite.blog104.fc2.com/tb.php/219-709b0844
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

RED/レッド

元々はDCコミックスの人気グラフィック・ノベルをベースにしたスパイ・アクションムービー。ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンといった大物ベテラン俳優が、引退したベテランスパイを演じ、自分たちを襲うCIAを含め...
  1. 2011/02/14(月) 03:05:48 |
  2. LOVE Cinemas 調布

劇場鑑賞「REDレッド」

   「RED/レッド」を鑑賞してきましたDCコミックスの人気グラフィック・ノベルを基に、「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリスをはじめ豪華キャストで実写映画化し...
  1. 2011/02/14(月) 06:00:01 |
  2. 日々“是”精進!

RED/レッド

RED/レッド スタッフ 監督: ロベルト・シュヴェンケ キャスト ブルース・ウィリス モーガン・フリーマン ジョン・マルコヴィッチ ヘレン・ミレン メアリー=ルイーズ・パーカー 劇場公開日:2011-1-29 ...
  1. 2011/02/14(月) 09:34:34 |
  2. シネマDVD・映画情報館

映画<RED/レッド>

RED―それは、アメリカが最も恐れた危険なオヤジたち・・・。 CIA暗殺リストに記された元一流スパイたち。 彼らの反撃が始まった! コードネーム:≪RED/レッド≫再結成! Retired(退職した・引退した) Extremely(超) Dangerous(危険人物) &amp;nbsp; &a...
  1. 2011/02/14(月) 14:01:30 |
  2. 美味-BIMI-

RED/レッド

<<ストーリー>>元CIAの腕利きスパイ、フランク(ブルース・ウィリス)は、 心静かに引退後の日々を送っていたが、ある日突然何者かの襲撃を受ける。 調査の結果、背後にCIAが絡んでいることを割り出し...
  1. 2011/02/15(火) 02:46:02 |
  2. ゴリラも寄り道

RED/レッド

DCコミックスの人気グラフィック・ノベルを基に、「ダイ・ハード」 シリーズのブルース・ウィリスをはじめ豪華キャストで実写映画化した アクション・エンタテインメント。 突然古巣のCIAに命を狙われ始めた元エージェントが、真相を探るべく昔の 仲間たちと反撃チーム…
  1. 2011/02/20(日) 20:29:55 |
  2. だらだら無気力ブログ

RED/レッド

 大評判の『RED/レッド』を、遅ればせながら有楽町の丸の内ピカデリーで見てきました。  見終わってから映画館を出ると、深夜に雪という天気予報にもかかわらず、すでに10時くらいで雪が相当降っているのには驚きました!  気象庁は大型コンピュータを使って予測精度を...
  1. 2011/02/21(月) 05:58:24 |
  2. 映画的・絵画的・音楽的

映画:RED/レッド

 最近、水曜日に2本見るのが習慣になってます。週に2本だと、年間100本を超えますね。今年は久しぶりに100本目指すか?!と言うわけで、今回観たのはRED/レッドです。
  1. 2011/02/28(月) 02:24:33 |
  2. よしなしごと

『RED』'10・米

あらすじ元CIAの腕利きスパイ、フランクは、心静かに引退後の日々を送っていたが、ある日突然何者かの襲撃を受け・・・。感想ゴールデングローブ作品賞コメディ/ミュージカルノ...
  1. 2011/02/28(月) 07:52:06 |
  2. 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...

映画:「RED」♪。

平成23年3月3日(木)。 映画:「RED」。 【監督】ロベルト・シュヴェンケ 【キャスト】ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ 、ヘレン・ミレン       ブライアン・コックス、メアリー=ルイーズ・パーカー、カーフ・アー…
  1. 2011/03/03(木) 10:58:11 |
  2. ☆みぃみの日々徒然日記☆

■映画『RED/レッド』

「ハゲてようがメタボだろうが、若いヤツよりオレの方がイケてるぜ!」とばかりに、ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレンの御老体たちが楽しそうに大活躍しているアクション映画『RED/レッド』。 みんなが遠慮なく銃や重...
  1. 2011/03/19(土) 01:33:44 |
  2. Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>

RED/レッド (Red)

監督 ロベルト・シュヴェンケ 主演 ブルース・ウィリス 2010年 アメリカ映画 111分 アクション 採点★★★★ 若い頃は、年配の上司や先輩に説教を食らうと「経験しか誇れるものねぇくせに」と陰で毒づく一方で、「自分も歳取ったらそう思われるんだろうなぁ」と案…
  1. 2011/05/20(金) 10:23:49 |
  2. Subterranean サブタレイニアン

FC2カウンター

プロフィール

かろうじてアメリゴ・ベスプッチ

Author:かろうじてアメリゴ・ベスプッチ
 映画のこととか長々と書くブログです。
 たまに映画以外のことも書くよ。
 コメントくれたら嬉しいです。
 更新あんまりできないけれど。
 あと現代人なのでtwitterを始めました。
 chikiuso2800って名前。
 ご意見、ご感想、取り上げてほしい映画のリクエストなどございましたら、コメント欄か上記twitterIDにてお知らせください。

 なお映画の感想コーナーの最後で、実に分かりやすく画期的な映画の評価方法として、その映画のレベルに見合ったアイドルの名前を書いております。

Twitter on FC2

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

映画ア行 (36)
映画カ行 (51)
映画サ行 (35)
映画タ行 (28)
映画ナ行 (8)
映画ハ行 (40)
映画マ行 (17)
映画ヤ行 (4)
映画ラ行 (14)
映画ワ行 (1)
2010年度映画ランキング (3)
少年ジャンプ (47)
特集 (3)
謝罪 (2)
未分類 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。