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『婚前特急』は俺の妄想力が火を噴くよ。

konzen

 なんか怒られてしまったので読みづらかった文章をいくつか修正しました。
 たしかに読みづらいの多いですよね。書いた後きちんと読み直さないから、読み直すのめんどくさいくて。

 そんなわけで今回は『婚前特急』というか吉高由里子の感想です。多分、キモいです。よろしく!

 観に行った映画館はテアトル新宿。公開がはじまって少し時間が経っているのもあり、お客さんの数はゴールデンウィークなのに少なめ。
 客層は友達同士できた女性か、男性の一人客が多かった様子。


概要:2011年の日本映画。監督・脚本はインディーズ界で活躍してきた前田弘二。
 人生を楽しむためには時間を有効に使い、いろんな人といろんな体験をすべき、がモットーの24歳OL、池下チエ(吉高由里子)。なんと5人の彼氏と付き合い、状況に応じて上手に使い分けながら充実した毎日を送っていた。当然、結婚なんて全く考えていなかったチエだったが、親友のトシコ(杏)が結婚したことで気持ちが揺らぎ出す。そこでトシコのアドバイスに従って5人の男を査定し、最後に残った人と結婚することに。そして、まずは一番低かった田無(浜野謙太)に別れを切り出すチエだったが…。
"allcinema online"より抜粋)


 前回の『GANTZ:PERFECT ANSWER』の感想文でも書きましたが、吉高由里子のファンである。この映画も吉高由里子が出てなければ見なかったと思う。

 『UWAKI』という吉高由里子の写真集が出ている。彼女と不倫を楽しもうというコンセプトの写真集で、それはもう色気たっぷりだが、ワクワクする反面とても背徳的な気分になる。彼女と「不倫」という言葉の関係がとてもリアルで、流石にあれを読むと彼女に申し訳ない気持ちになるのだ。『ブルーバレンタイン』を待たずしてヤバいことになる気がする。

 で、その写真集の存在自体が吉高由里子の世間的なイメージ(いわゆる小悪魔的だったり、エロティックだったり)を象徴している気がするが、本作はそんな我々が吉高由里子に抱く妄想を、実際に吉高由里子が演じてくれるという素晴らしいアイドル映画だと思う。そこのところを解説。


(1)本作はコメディ映画としてけっこう優秀で、近頃の日本映画にありがちなオフビートで拍子の抜けた堤幸彦的な一発ギャグを羅列することで笑いをとりにくるということはなく、男にだらしない高飛車な美人OLチエがいちばんバカにしていたどうしようもない男――田無に恋をするまでのストーリー展開や、そこにいたる登場人物たちの心境の変化で観客を笑わせてくる。
 また、「2」だけが抜けた1~6までの番号がふられた男たちの部屋への合い鍵や、杏からブーケを受け取りヘラヘラしているチエを背景にドン!と出てくる小細工一切なしといった感じのストイックで思い切りのいいタイトルのセンスなど気の効いた演出も好感が持てる。

 が、まあ見終わったあと特にこれといって考えさせられる映画というわけではない。テーマもストーリーも特別目新しいものではない。まあ別にそれが不満というわけではなく、二時間の間、吉高由里子と同様にヘラヘラ笑っていられるという幸せな体験を送ることができた。



(2)本作の肝は吉高由里子が出演していることであり、彼女が我々が自慢されたい吉高由里子像を演じている点にあると思われる。

 本作の魅力を最も象徴するのがオープニングの大学生の恋人(吉村卓也)と電車を待つ長回しのシーンと、ラストの田無の部屋のシーンのエロさだと思われる。

 まず前者、大学生の恋人野村健二とのデートが終わり「バイト頑張ってね」なんて言ってる間に、電車がやって来て別れようとするチエだが、健二に猛烈なキスを突然される。電車の乗客も見ているし、はやくしないて電車が行ってしまう。「ちょ。ちょっと」なんて抵抗をするチエだが、右足をそっと彼氏の脚にからませて腰をくいっと入れている。エロい。

 で、後者の方。田無との殴り合いの大喧嘩のあと妙に興奮した田無がチエに軽くキスをする。「ちょっと調子にのらないでよ」と怒るチエ。しかしもう一度キスをする。キスをするときちょっと目をつむるのもエロティックだが、そのあと興奮した田無は彼女を汚い部屋で押し倒し、二人はフレームアウトする。抵抗するチエの声が聞こえるが、少しの沈黙のあと「ああん、もう」と諦めの声を発する。エロすぎる。

 上記の他、本作は様々なフェティズムと健康的で不純なエロスを匂わせるのだが、それもこれもすべて吉高由里子のエロスが成せる技ではないかと。

 例えばこんな逸話がある。彼女が注目されるきっかけになった『蛇にピアス』でベッドシーンがあると言われ、いざ撮影に臨んでみると「実際にセックスしなかったので驚いた」と言ったり、『蛇にピアス』に採用が決まったあと蜷川幸雄監督の前で急に裸になったりと(それが本当か嘘かはわからないけれど、嘘にしてもそういう噂がたつということが重要)、僕の眠っていた童貞力を『名前のない少年、脚のない少女』並に震え立たせるエピソードを持つ彼女だが、彼女の魅力を簡単に言うと「土下座くらいすればなんとかなりそうな妄想を抱かせる」という点であると思う。それが僕の考える「我々の自慢されたい吉高由里子像」
 『GANTZ』の多恵ちゃんみたいに無性にイイコちゃんで、常に受け身の守られるキャラクターで、斬っても斬っても死なない吉高由里子も可愛かったけれど、それは我々の自慢されたい彼女ではない。

 そして本作の主人公チエは常に被害者意識で文句ばかりで高飛車、暴力的だが、先述した二つのシーンの例が表すように押しに弱いのだ。喧嘩中の年上の恋人三宅(榎木孝明)にも強引に謝られ拒否するフリをしながらすんなり部屋に入れてしまうし。なんか一生懸命頼み込めば田無みたいな俺たちでもなんとかなりそうな気がする。
 そして、これも重要なポイントなのだけれど、吉高由里子でなければ、あんな悪く言えばヤリマンでバカな彼女の役を嫌味なくキュートに演じられない。

 以上のように本作は我々が期待する彼女のキャラクターを惜しげもなく演じているのだ。


 『ローラーガールズ・ダイアリー』がエレン・ペイジのおかげで名作で、2010年版『時をかける少女』『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』が仲里依紗のおかげで優良アイドル映画になったのと同様に、本作は吉高由里子が出て彼女が吉高由里子を演じているがゆえに名作になりえるかもしれない。


(3)不満点もいくつかございまして、例えば5人の男たちが田無と西尾(加瀬亮)をのぞいて大して活躍しない点。オープニングでそれぞれの個性を強調した演出で登場したわりには5人がその個性を活かした活躍をしてくれるわけではない。
 あと最大の不満点はなにぶん当方アイドル映画として鑑賞していたのでもうちょっと露骨なお色気シーンが欲しかったです。

 他に良かった点としては浜野健太さんがとても良い役者だったこととか。


 以上、少しでも吉高由里子が好きなら見ないと七代先まで後悔することになると思います。まぁ今回は吉高由里子のことしか書きませんでしたが、普通にお気楽に楽しめるラブコメディなので普通にオススメです。

 高田里穂レベル。

 次回はオーストラリア産の評判のクレイアニメーション『メアリー&マックス』の感想でございます。

吉高由里子 UWAKI吉高由里子 UWAKI
(2011/02/22)
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2011/05/09(月) 00:39:47|
  2. 映画カ行
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:2
<<『メアリー&マックス』は素晴らしき差別主義の世界だよ。 | ホーム | 『GANTZ:PERFECT ANSWER』は「0てん ぱーふぇくとじゃなちすぎ」かもよ。>>

コメント

吉高じゃなかったら悲惨な結果になってた映画でしょうけど、終始イライラしてる感じはちょっと可哀そうな感じがして、単にいい人感バッチリの杏ちゃんの方がこの映画では好きでした。吉高は普段の言動が絶妙のズレ具合で感心しますね。
  1. 2011/05/10(火) 07:40:01 |
  2. URL |
  3. ふじき78 #rOBHfPzg
  4. [ 編集 ]

>ふじきさま

確かに、吉高由里子というパーツによってしか成り立たない映画でしたね。脚本が先にあったのか、吉高由里子で一本撮ろうぜってのが先にあったのか。あまりに見事なハマり具合からしておそらく後者なんだろうな。そういう点からしても実にアイドル映画らしい。
そしてどうやらふじきさんとは同じ女の子を取り合うことは無さそうですね。
  1. 2011/05/10(火) 21:56:32 |
  2. URL |
  3. かろプッチ #-
  4. [ 編集 ]

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『婚前特急』をテアトル新宿で観て、杏ちゃんかーいー、吉高びみょーふじき☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆全編まんべんなく面白いけど、最後に一発山場が欲しかったような・・・いやそれはあの大ゲンカか。星三つ四つ微妙なところ】 三人の女の子が出てくる。 ...
  1. 2011/05/10(火) 07:37:12 |
  2. ふじき78の死屍累々映画日記

婚前特急

ブログネタ:今元気? 参加中 良いペースでレビュー更新! やっぱりこうでなくちゃ。(^^)v そんなわけで私は元気です。 暇暇なより、少し忙しい方が元気な気がします。 この映画は予告編を観て、 面白そうだったので観てみました。 24歳のOLの池下チエは5...
  1. 2011/10/21(金) 01:00:36 |
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 なお映画の感想コーナーの最後で、実に分かりやすく画期的な映画の評価方法として、その映画のレベルに見合ったアイドルの名前を書いております。

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