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『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』はラジオでは観れないよ。

199ヒーロー

 今回は前回の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』に引き続き、ヒーローモノです。『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の感想です。

 観に行った映画館はTOHOシネマズ府中。毎月14日の1000円の安い日に
自転車かっ飛ばして観に行きました。
 平日昼間の回で客入りは半分くらい。大きなお友達がほとんどでちびっ子は一人だけでした。あの子は学校休んでいるのかな?


概要:2011年の日本映画。監督は『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピック ON 銀幕』の竹本昇。アクション監督は石垣広文、脚本は荒川稔久。
 ゴセイジャーたち34のスーパー戦隊が協力し、自らの力を失うのと引き替えに宇宙帝国ザンギャックを撃退した“レジェンド大戦”から数年後。地球では“宇宙最大のお宝”を見つけるためにやって来た海賊戦隊ゴーカイジャーたちが、再び襲来したザンギャックと激しい戦いを繰り広げていた。そこへ、力を失ったゴセイジャーたちが現われ、自らザンギャックと戦うべく、ゴーカイジャーからレンジャーキーを奪い取り、変身を遂げる。そんな中、ザンギャックは地獄から復活した黒十字王と手を組み、次々と悪の幹部たちを復活させていく。さらに、黒十字王の巧みな陰謀によって、スーパー戦隊同士の大乱戦が引き起こされてしまう。
("allcinema online"より抜粋)


 最近ビデオで映画が見れなくて困っている。習慣的に毎週3~4本借りてきてしまうのだが、まったくもって集中できない。
 そんなわけで最近はテレビドラマやアニメは家にいるときに流しっぱなしにして見ているけど、映画はなるべく映画館で見ることにしている。それだと大好きな古い映画がなかなか見れないのが寂しいのですが。

 でもたいていのテレビドラマやテレビアニメは家で何かしながらでも割と楽しめる。誰にも分かりやすいように説明をしっかりして、飛び抜けてヘンテコなことをするより王道をしっかりと行うことを良しとするテレビ番組は、「ながら見」しても楽しいように作られているからだ。
 その最たる例が『水戸黄門』だったり『スーパー戦隊シリーズ』であったりする。基本的なストーリーラインは毎回定まっており注意してみなくてもストーリーは追えるようになっている(*)。もちろん各作品ごとに毛色やこだわりは異なるし、しっかりとテレビにかじりついて見た方が面白いに決まっているが、まあそういう見方もできる。

(*)パターン化された展開は、それ以外にちびっ子やお年寄りが理解しやすいように安心して観ることが出来るようにって狙いが強いと思われます。

 で、『海賊戦隊ゴーカイジャー』はけっこう毎週楽しんでいる。
 従来のスーパー戦隊らしいストーリー展開に加え、過去の戦隊ヒーローが続々登場して、個性的でカタルシスたっぷりのアクションを繰り広げ、悪役たちも含めキャラクターもそれぞれ魅力的でやりとりが面白い。
 ただやはりテレビドラマという範疇内の話であり、あれを映画館の大画面で長時間見るとなるといささか面白みに欠けるのではないかと。


(1)最近の東映は「それ別にテレビで流してもいいじゃん」ってのを劇場で流してお茶を濁してお金をせしめている作品が多いというのは当ブログで何度も書いたと思う。仮面ライダーやスーパー戦隊と銘打てばどんな作品だろうがとりあえずお金を落とす僕のような客が多いのだろう。『仮面ライダー電王』以降それに味をしめている気がする。例えば去年扱った『超・電王トリロジー』がその最たる例だ。

 でも本作は違う気がしていた。何しろスーパー戦隊35周年記念の戦隊ヒーロー大集合のお祭り映画、同じく40周年のお祭り映画であった『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』が予想に反してなかなかの出来だったのもあり、同じ期待を寄せていたのだ。


(2)で、まず良かった点。今回の感想は総じて「それ別にテレビでいいじゃん」なのですが、それでも良かったという点。
 冒頭、全34の戦隊たちが敵か味方かよくわからなかったアイツやアイツなんかのゲストヒーローを含め集結し、ザンギャックたちと戦う"レジェンド大戦"が始まる。破壊されたゴセイグレートが横たわっているショッキングな描写から歴代ゲストヒーローがゴセイジャーたちを助け、全員集合の大戦争へとつながっていく描写は、半分はテレビで流していたやつだし、ゴセイグレートはCG丸出しだし、正直各戦隊たちに個性もへったくれも無いし、ビッグワンさんの股間は相変わらず気になるけれど、それでも胸を熱くせざるを得ない。
 「そんな数いらなくない?」とか言っちゃうと無粋に思えるようなド派手な戦闘シーンは、なんだかゴージャスなダイヤモンドゲームをみている感じで、その絵もなんだか面白かったです。というか何故かウルッとしてしまいました。

 それとゴセイジャーって一年通してあんまり楽しめなかったのですが、今回はゴセイジャーが具合よく描けていたと思います。
 アラタ(千葉雄大)の純粋で利口すぎるが故になんだか一歩間違えれば悪に染まりそうな危なっかしさとか、モネ(にわみきほ)のやんちゃで健康的な可愛らしさとか、いまいちキャラクターが掴みにくかった彼らが、ゴーカイジャーと絡むことでいい味が出せていたと思う。

 でもそれって別にテレビないしはVシネマで十分できた内容であって別に敢えて映画でやる必要はそこまで感じられない。実際"レジェンド大戦"はテレビで放送されたものをほとんど使っているわけだし、2つの戦隊の競演によってそれぞれの魅力を際立たせるって手法は従来のVシネマシリーズの「VSシリーズ」でやっていたわけだし。


(3)続いて「せっかく映画なのに、そんなんじゃテレビで良かったじゃん」という明らかな不満点
 ゴーカイジャーが登場し、ゴセイジャーと競演するあたりからいつもの「VSシリーズ」っぽい展開になるのだが、それが悪い意味で東映のいつものVシネマくさいのだ。長尺、映画、過去の戦隊大集合などなどせっかくゴージャスな素材を与えられているのに貧乏くさいのだ。

 まず雰囲気を作り出すのに重要なロケ地の問題。登場人物たちは、『スーパー戦隊』『仮面ライダー』を見ている人にはお馴染みの、テレビで毎週のごとく登場するいつもの採石場、いつものオフィス、いつもの海岸で戦う。低予算なのは解るが、それを感じさせない工夫をまるでしていないのだ。

 また本作は80分強とスーパー戦隊史上最長の尺となっている。いつもは長くて60分、短いと20分ほどしかないので、その長さだけでワクワクしなくはないのだが、その長尺(というにはやっぱり短いが…)がまるで活かされていないのだ。
 長尺というからには各戦隊たちの活躍がある程度じっくり描かれ、かつ人間ドラマもしっかり描かれるかなと思ったのだけど、そんなことはなく、ただグズグズとアクションを単調に展開していく。例えば登場人物たちがぶつかる葛藤や障害などがほとんどないのだ。あっても大して努力などせずあっさり解決していってしまうからなんとも拍子抜けな点。
 復活した過去の大幹部たちはあっさり敗れていくし、途中、レンジャーキーを奪われ過去の33の戦隊が一気にゴーカイジャーとゴセイジャーに襲いかかるシーンもあんまりサクサク倒していくのでまだザコ戦闘員であるゴーミンたちの方がいい活躍しそうな勢いのショボさだ。
 いつものテレビの20分強の尺なら「テンポが良い」となんとか許される省略だけど、逆にサクサク進みすぎて単調で退屈に思えてしまうのだ。それは80分の尺でやることではないと思う。80分あるならもっと要素を少なくしてそのドラマをじっくり展開させて欲しかった。例えばマーべラス(小澤亮太)とアラタの友情物語を中心に据えるとか。


(4)まとめ。
 以上、良かった点も不満点も並べましたが、総じて「テレビでも構わない」という感想でした。むしろテレビで何かしながら見た方が、ツッコミどころも気になりづらく楽しく見れるのではないかと。
 作り手の志がもうちょっと高ければ簡単にいいものが作れそうな気がするのですが。

 が、それでもつまらない作品ではないんです。さすが35年の歴史をもつスーパー戦隊シリーズ盤石な基本をなぞるだけである一定のオーソドックスな面白さを持っている。ただそれが多分病理の元なんだと思う。
 その「一定のオーソドックスな面白さ」に甘えるあまり冒険心のない志低い映画を作ってしまうんだと思う。
 35周年ということで保守的に過去作をリスペクトするのも素晴らしいとは思いますが、せっかくの海賊モチーフならばどこぞの海賊映画や海賊漫画のごとく冒険心も忘れずにいて欲しいです。リアル海賊のように(ファンから)金目のものを略奪するだけが目的ならば別にいいですが。


(5)他に、チェンジマンがバズーカを撃つシーンや、フラッシュマンやバトルフィーバーJのロボットのシーンで大昔の劣化したフィルムのバンク使っている点。質感があまりに異なるので回想シーンかと思ってしまったら、普通に戦闘シーンの1ショットだったので困惑いたしました。
 あとレンジャーキーだけでゴセイジャーたちが変身能力を取り戻したことに関しての説明不足とか、それを最後何故かゴーカイジャーたちにあっさり返却したときの「一つの場所に(レンジャーキーは)集めておいたほうがいいもんね」の意味がよくわからなかったり。
 クライマックスに流れる曲は『秘密戦隊ゴレンジャー』ではなく、もっとスーパー戦隊全体を讃えるような選曲が良かったなとか。
 あとあとウメコ(菊地美香)が大人っぽくなったとか、チーフ(高橋光臣)は相変わらずかっこいいなとか。


 あとスーパー戦隊全員集合でザンギャックたちに立ち向かう絵がないのは、冬にあるであろう映画に期待なのでしょうか? それに期待です。なかったらがっかりです。

 熊切あさ美レベル。

 次回は賛否両論話題作です。松本人志監督第3作目です。『さや侍』の感想。
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2011/06/21(火) 01:07:10|
  2. 映画カ行
  3. | トラックバック:5
  4. | コメント:4
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コメント

こんにちは

ウルッときました。
こんなもんかな、と思っていたとおりの出来だったので、総じて楽しむことができました。
ただ、私はマスクマンが好きだったのですが、どこにいるのか判らなかったのが残念。
  1. 2011/06/26(日) 01:48:51 |
  2. URL |
  3. ナドレック #cxq3sgh.
  4. [ 編集 ]

かろプッチ

>ナドレックさま

 こんにちは。
 コメントありがとうございます。

 僕はズバーンやらリオやらメレやらシグナルマンやら姫やらが終結したときウルっときました。
 個人的には好きなカーレンジャーにもっとバカになって暴れて欲しかった…。

 また遊びに来て下さい。
  1. 2011/06/27(月) 00:31:43 |
  2. URL |
  3. かろプッチ #-
  4. [ 編集 ]

スーツとは言え、メレ様が出てきたのは嬉しかったのですが、どうせだったらあの「ラブ・ウォリアー」という恥ずかしいセリフを言って海賊に笑われてほしかったです。

あと、オー・ピンクは今のイメージが強すぎて出れないかなあ(劣化ないから出てほしいのに)。
  1. 2011/07/11(月) 00:19:39 |
  2. URL |
  3. ふじき78 #rOBHfPzg
  4. [ 編集 ]

>ふじきさま

 テレビ本編ではまだオーレンジャーやっていないから、さとう珠緒出るかもしれませんね。
 割と売れっ子の人もちょくちょく出ているし。
 あ、でも今週は『ギンガマン』の回でしたが照英でませんでしたね。
  1. 2011/07/11(月) 01:00:28 |
  2. URL |
  3. かろプッチ #-
  4. [ 編集 ]

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