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「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

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『シャーロック・ホームズ』は腐った視点が必要かもよ。

ホームズ

 申し遅れましたが、今週から水木しげる夫人、武良布枝さん原作の『ゲゲゲの女房』がNHKの朝の連続ドラマ小説にて放送開始しておりますね。
 何はともあれ水木しげる信者の私ですから、ここはもうTVの前に正座して、玉音放送を聴くかのごとく、ありがたく拝見させていただいております。ありがたやー、ありがたやー。
 おお、水木御大が登場なさった!!神々しい!!その神々しさから、なぜか美男子に見える!!なぜかお名前すら向井理とお読み申し上げることができる!!

 てなわけで、イケメン水木しげるが大活躍。水木しげるデザインの妖怪も多数登場する『ゲゲゲの女房』を、当いんたーねっとでも応援していこうかなと思う次第でございます。
 オープニングに水木しげるのキャラクターが『鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』『猫楠』『ボヤ鬼』まで多数登場するのでそれだけでも見物です。
 あ、原作エッセイもとても面白かったので、水木ファンならずともオススメですよ。

ゲゲゲの女房ゲゲゲの女房
(2008/03/07)
武良布枝

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 そんなわけで今回は『シャーロック・ホームズ』の感想。そういえば前回、前々回の『NINE』の感想の来場者数はまれに見るひどさでしたよ。『ジャンプ』感想を書くとたくさん来るけど、映画感想は、まぁ長いし、やっぱり『ジャンプ』と映画一本じゃ圧倒的にお客さんが少ないんでしょうが、まぁ、来なかった。更新したその日に来場者数一桁って初めてです。『ハルヒ』感想の時は、かなり人が来たし、『NINE』の人気が微妙なのもあるのかな?

 アクセス解析はさておき、見に行った映画館はTOHOシネマズ六本木ヒルズ。月曜の夜で、そこそこ混んでいました。客層は若いカップルが多め。一人客はあまりいない感じ。

 
ストーリー:1891年のロンドン、名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)と、彼の助手で医者のワトソン(ジュード・ロウ)は、黒魔術を使って女性を殺害していたと噂されるブラックウッド卿(マーク・ストロング)を逮捕する。絞首刑となったブラックウッド卿だが、彼は「かならず復活する」といった言葉を最期に残す。やがてロンドンでは再び謎めいた事件が勃発。ホームズとワトソンも、かつての敵でありホームズが恋におちている女泥棒アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)の怪しげな依頼から、その怪事件にかかわるが…。


 『シャーロック・ホームズ』シリーズは、実は『緋色の研究』しか読んだことがありません。あとは宮崎駿も参加していたアニメシリーズの『名探偵ホームズ』のイメージ。コナン・ドイルの原作に、今作のようなエピソードはなくて、原作にインスピレーションを受けたライオネル・ウィグラムって漫画家による作品を原作にしているようです。
 そんなわけで僕も他の大方の方々と同様、今作の最大のウリと思われる、やたらセクシーなホームズとワトソンの配役、やたらマッチョでスタイリッシュな作品のスタイルに衝撃を受けて、同時に非常にワクワクしていました。
 
 で、監督はガイ・リッチー。『ロック・ストック&トゥ・スモーキング・バレルズ』や『Snatch』は、けっこう面白かったんだけれど、ここでマドンナサゲマン説浮上、マドンナと結婚してから急激にアレな感じになっちゃって『スウェプト・アウェイ』と『リボルバー』は散々な印象で、で08年にマドンナと離婚、離婚後に撮られた『ロックンローラ』はまだ見ていないんですが、そこそこ復活を果たしたそうです。で、僕はこの監督に対して、緻密な計算のうえで描かれた群像劇が面白いけれど、どこか「かっこ良くて面白ければそれでいいじゃん」みたいな気取った感じがちょっと軽いかなーって印象を持っております。

 まぁ、頭脳戦も肉体アクションも得意なガイ・リッチーですから、こういうコンセプトの『シャーロック・ホームズ』はうってつけなんじゃないかなと思っていたら、確かにセクシーでスタイリッシュでワイルドな、斬新な『ホームズ』映画ではあるんですが、なんていうか、それ以外は並のアクション映画。まぁ面白いよ。例えばオープニングで、ホームズが敵をどうやって昏睡状態にさせるか、作戦を練るシーン、予告のようにどういう風に敵を叩いていけば効率が良いかの映像が表れ、続いて実際に目の前に表れた敵に作戦通りスピーディーに要所要所にパンチを打ち込んでいくところとか、知的で爽快なアクション。
 ただホームズも推理力がすごいっていうより、直感がめちゃんこすごい奇人って感じで、『ホームズ』らしい推理なんかはほとんどない。たまにある推理シーンもテンポとスタイリッシュな編集を重視するあまりなんかついて行けないし。やっぱり「かっこ良ければそれでいいじゃん」みたいなガイ・リッチーの悪い癖も出てしまっています。


 では、アクション主体でマッチョニズムなのはいいとして、推理がおざなりっていうヘンテコな『シャーロック・ホームズ』を何故描いたのだろうか。ミステリー要素が希薄な『シャーロック・ホームズ』の意味ってなんだろうか?

 この作品は実は主役二人の関係性を描いたアクション映画なのではないかと。

 最近、はやりの言葉で言えばチーム男子? ガイ・リッチーは『ロック・ストック~』でも『Snatch』でもチーム単位のキャラクターたちとチーム内の友情をとても面白く描いたが、今作においても、チーム男子を描きたかったのではないかと。チーム男子っていうか、バディもの?
 つまり世界で一番有名なヒーローであるシャーロック・ホームズとワトソンの友情について深く描くための映画なのではないかと。
 男同士の友情というと何かと最近は「BL(ボーイズ・ラブ)」的なものと取られがちですが、ロバート・ダウニーJr.はトークショーにて「この映画は(ホームズとワトソンの)同性愛的関係が背後に描かれている」とかいって物議を醸し出している。ちょっと問題になって映画会社はその要素を否定しているけれども、確かに今作はいわゆる「腐女子」好みする雰囲気も感じるので、ロバート・ダウニーJr.が言ったことも過言ではないだろう。
 そもそもホームズとワトソンの関係ってこの映画のずっと前からゲイ的な関係性を噂されていたわけだし、これの原作者であるライオネル・ウィグラムやガイ・リッチーが彼らの友情を描くために、そういう要素を加味したとしてもなんら不思議な話ではない。

 例えば、ホームズは頭はキレるが、生活力は皆無で、そこらへん相当ワトソンに依存している。さらに物語冒頭、ワトソンがホームズに婚約者を紹介しようとすると、なにがなんだかふてくされて、婚約者のメアリー(ケリー・ライリー)に嫌がらせをする始末。また、中盤の研究室での戦闘シーンをはじめ、アクションシーンの数々は、ホームズとワトソンの関係性、コンビプレイを中心に描いたシーンとなっており、二人の友情関係に注目してこれらアクションシーンを見ると、その戦闘がセックスの暗示にも読めて、この映画がミステリーではなくアクションを重視した意味もわからなくもない。
 そう読むと、ホームズとワトソンがいつになくマッチョで色気がムンムンな理由も、そういう要素を加味してのことなのかと考えてしまうのだが…。


 つまり今作はBL的な要素をスパイスに、ホームズとワトソンの友情や腐れ縁といった上に成り立つ強い関係を描いた映画であり、そのためにはアクションシーンの重視やマッチョなホームズ像が必要だったのではないかと考える。だからアクション映画やミステリー映画ととらえずに、腐女子とは言わずまでもバディもの、友情物語として映画を読んだ方が楽しめるんじゃないかなって。

 あと、無い物ねだりをさせてもらえれば、19世紀末を描くのならば、今後訪れる大きな近代化のうねりの象徴として、終盤に登場する大量破壊兵器を、スチームパンク的でインパクト大のデザインで見せてくれたら、原作『ホームズ』の持つ近代的自我の戦いっていうテーマにもより近づけて良かったのにと思います。あんまり印象ないんです、あの兵器。

 評価はね、加藤夏希レベル


 次回の映画ですが、またサイコロ転がしてきたんですよ。今回の目は以下の通り。今回は映画館で見なさそうな映画だけ適当に6つまとめてみました。

1枠.『優しい嘘と贈り物』…普通に面白そうですが、なんとなく話題にならない限り、進んで見に行かない雰囲気の映画です。

2枠.『誰かが私にキスをした』…地雷臭がぷんぷんいたしますが、評判をほとんど聞かないので、いちかばちか!!

3枠.『隣の家の少女』…これはちょっと見てみたいんですけれどね。身の毛がよだつほど残酷なサスペンスだそうです。スティーヴン・キングが絶賛したところが、ちょっと不安。

4枠.『スイート・リトル・ライズ』…この監督の『三月のライオン』って映画のセンスが昔、大嫌いで、その後の作品はずっと食わず嫌いしていましたが、こういう機会だし。

5枠.『ニンジャ・アサシン』…前回に引き続き相変わらず。なんか気になってきた。

6枠.『ライアーゲーム ザ・ファイナル・ステージ』…今回のTVドラマの映画化枠。原作漫画もTVドラマもノータッチで果たしてどこまで楽しめるのか?

 さぁ、覚悟を決めてサイコロを…!!!
 ころころコロン。
 「2」!!
 きたー!!
 『誰かが私にキスをした』です!!これぞ、サイコロで映画を決める醍醐味!!誰かウィリアム・ジェームズ二等軍曹を!!早くウィリアム・ジェームズ二等軍曹を!!!ここに大きな地雷があります!!!!!

 そんなわけで、次回は堀北真希ちゃん主演『誰かが私にキスをした』の感想を書きます。ちゃお!
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/04/02(金) 02:49:54|
  2. 映画サ行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<『誰かが私にキスをした』はタイトル言うのが恥ずかしいよ。 | ホーム | 『NINE』の感想その(2)だよ。>>

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Author:かろうじてアメリゴ・ベスプッチ
 映画のこととか長々と書くブログです。
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 chikiuso2800って名前。
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