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『アリス・イン・ワンダーランド』の感想なのに3Dについて書かなかったよ。

アリス

 いつも最後に告知している次回見る映画、まだ決めてません。なんか単館系でいいのがたくさんやっているそうなので、そこらへんまとめてみましたから、先にサイコロで決めますね。最近、体力わかないので地雷少なめですよ。
 
1枠.『ジョニー・マッド・ドッグ』…アフリカの少年兵の物語。問題作で、賛否両論だそうです。

2枠.『ウルフマン』…上島竜兵さんが狼男役で出ているんでガンスよね?

3枠.『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』…割と『クレしん』におけるタブーを破りがちなこの映画シリーズですが、大人になったしんのすけって最大のタブーじゃね?

4枠.『クロッシング』…テレビ見てたら絶賛されてたので。北朝鮮もの。ぜひ見に行きたいです。

5枠.『ファンボーイズ』…『スター・ウォーズ』のファンの物語だとか。まぁ『スター・ウォーズ』好きなんで。

6枠.『オーケストラ!』…話題のフランス映画ですね。すげー丁寧な出来だそうです。見たいですね。


 てなわけで、そこそこ見たい作品だけをあげたよ。ああ、正直、大きなハズレがない今回はチキンだといわざるをえない!!
 

 じゃあサイコロ振るぜ!!おら!!

 「1」!!!


 うむ。なんとも言えないですね。
 そんなわけで次回は『ジョニー・マッド・ドッグ』を見てくるよ。


 てなわけで、今回は『アリス・イン・ワンダーランド』の感想です。
 見に行った映画館は吉祥寺バウスシアター。大ヒット上映中ということで、どこもかしこも混んでいますが、金曜日の昼間の回でしたがこちらも大変混雑しておりました。前に座っていた男性が長身かつツンツンヘアで、邪魔で仕様がありませんでした。
 バウスシアターって3D上映できたんですね。初の試みらしいですが。爆音映画祭もそろそろだし、なんか盛り上がっていますね。


概要:監督はティム・バートン。音楽はバートン作品でおなじみダニー・エルフマン。脚本は『美女と野獣』や『ライオン・キング』のリンダ・ウールヴァートンって人。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』および『鏡の国のアリス』を下敷きにしたオリジナルストーリー。
 19歳になったアリス(ミア・ワシコウスカ)は、母親に勧められ出席した社交界で突然貴族から婚約を迫られる。戸惑うアリスは、そこに現れた時計を持った白いウサギを追って穴に落ち、再び不思議の世界へと旅立つ。この世界では赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーター)が住人たちを残虐に支配していた。アリスの前に現れた芋虫のアブソレム(声:アラン・リックマン)やマッド・ハッター(ジョニー・デップ)が言うには、彼女こそ、赤の女王のしもべのドラゴンであるジャバ・ウォッキー(声:クリストファー・リー)を倒し、王座を白の女王(アン・ハサウェイ)のもとへ戻す救世主であるというが、彼女は不思議の世界の記憶をほとんど失い、この世界の出来事を夢と片付けている。しかし赤の女王の手下ハートのジャック(クリスヴィン・クローバー)によってマッドハッターやヤマネ(声:バーバラ・ウィンザー)がさらわれてしまい、とりあえず彼らを助けようとするアリスだが…。



 まず、最初に最近のバートンに対する愚痴です。
 最近のティム・バートンってなんだかいまいちって人、多いと思います。
 僕も『ビートルジュース』や『バットマン・リターンズ』に毒され、『エド・ウッド』や『シザー・ハンズ』に共感し、『マーズ・アタック!』や『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に拍手喝采した身としては、いつの間にか世界に愛を感じ出したバートンに興味が無くなってしまった。この人、元来いい意味でも悪い意味でも幼稚な感性を持っている大人なんだろうけれど、その幼稚な感性が「人間なんて俺の妄想で全員死んじまえ」ってネガティブなものから、「幻想も現実世界に前向きに活かしていこうよ」ってポジティブな方に向かっちゃったんですね。例えるならばかつては『トイ・ストーリー』のいたずらっ子シドのような感性と表現力を持ち得ていたのに、なんだか次第にジョニー・デップファンのファンシーな女の子の味方みたいになっちゃった。

 で、『スリーピー・ホロウ』くらいからこっち、『猿の惑星』『ビッグ・フィッシュ』『コープス・ブライド』『チャーリーとチョコレート工場』『スウィーニー・トッド』と、バートンの新作を見るということが、80~90年代のバートン風味を探して喜ぶという作業になってしまっているような。あんまり面白い見方ができていないんですね。決して不出来な作品は無いハズなんだけれど、どうしても昔と比較して興奮出来ないっていう。そんな愚痴。


 てなわけで、『アリス・イン・ワンダーランド』ですが、まぁ個人的には過去作と比べちゃ、やっぱり異物感みたいなものが足りないなって、そんな感想ですが、けっこう面白い映画だったとは思います。

 109分という時間内で、濃密に描かれるファンタジー世界に浸れる幸せ。それはお手軽ディズニーランド。バートンの持っている毒素を活かせるキャラクターもたくさん出ていますし、見ている間はとても楽しいんです。すげー丁寧に作られた空想世界は、「この映画ブログにどう書こう」とかつまらないこと考えないで映画の中に没頭できるし、映画ってそれだけで傑作だと思うんです。映画ってブログに小難しこと書くために見るものじゃないと思うんです。楽しければそれでOK!
 …なんですけれど、やっぱり見終わったあとあんまり印象が残らないってのは問題なんじゃないかと。するりと抜けていく。『マイレージ、マイライフ』にも感じた事ですが、異物感が欲しい。大人になるとタバコや酒やコーヒーや、そういった毒や刺激を求めるようになる人すごく多いですが、かつてはそういう毒素(=マッドな異物感)を求めるが故に僕らはティム・バートン映画を見ていたんじゃないだろうか?
 やっぱりティム・バートン映画にマッドな毒が足りないのって問題なんじゃないかって。これが今回の論旨。


 例えばヘレナ・ボナム・カーター演じる赤の女王。巨大な頭部をコンプレックスにしており、それゆえ、愛を求めつつも恐怖を与え支配することでしか他者と接することができない、憎々しいんだけど哀愁があるいかにもバートンらしいフリークスの哀しみを背負う彼女の描写はとてもいいんですが、もっと深く描く余地あったんじゃないかとか。バートンが好きそうないいキャラだけに、もっと活躍が見たかった。もっと彼女を目立たせてほしかった。もう彼女が主役で進めたほうがいいんじゃないかなってくらい。なのに圧倒的に描写が不足しているんです。だから英雄アリスに退治される単なる悪役に見えてしまう。『バットマン・リターンズ』のペンギンになり得ていない。マッドさが感じられない。

 それとジャバ・ウォッキーのデザイン。最近流行の大量生産型ハリウッド産ファンタジー映画によく出てきそうな、『ダンジョン&ドラゴン』みたいな、ドラゴンのデザインになってしまっていて、クリストファー・リーが声を当てている必要性もあんまり感じられない。『ビートルジュース』のボーダー柄のドラゴンとかさ、そういうの期待しちゃうじゃん。いい意味でチープな感じ。やはりマッドさがない。

 それと最近のバートンファンに怒られるかもしれないけれどジョニー・デップも今回はあんまり良くなかったかなぁって。やっぱりかっこよすぎるんですよ、この人。コミカルな役でもなんか美しいんですよ。『チャーリーとチョコレート工場』や『スウィーニー・トッド』ならまだ良かったんですが、今回のマッドハッター役はなぁ…。まるでマッドじゃない。もっとチビで太っちょな俳優が良かったなと思いました。それこそダニー・デビートみたいな、無理にジョニー・デップ出さなくても…って。まぁバートンもやりやすいだろうし、集客にももってこいなんだろうけれど。マッドじゃないマッドハッター。

 ストーリーにしても、「少女が自分で選択をする大人に」ってテーマなんだけど、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、物語の基本として、「成長」は同時に「喪失」でもあるわけじゃないですか、何かを手に入れることは何かを失うこと、みたいな、それがドラマだと思うのですが、アリスが成長することで失うものが、アリスにとってすごい軽いものなんですよ。だから物語に重味が感じられない。その暗喩となるアリスの身体が大きくなったり小さくなったりするシーンも、もっとねちねちした嫌らしさ、エロスすら感じさせて良かったんじゃないかと。ヤン・シュヴァンクマイエル版みたいな。


 以上、文句を連ねましたが、もちろん面白いんですよ。基準値が高いがゆえに、君はもっとやれる子だろうって、つい文句ばかりになってしまう。例えばキャラクターの面白さはとても良くて、三月ウサギ(お茶会に参加しているウサギ)のぶっ壊れた荒唐無稽な感じとかすごく良かったし、赤の女王は言わずもがな、白の女王の胡散臭い感じとかも良く出ていた。赤の女王のもとにいるカエルや魚の使用人とか出ただけで笑っちゃったし。あと主演のミア・ワシコウスカちゃんの美しさもグッド。でもマッドさを期待する分、時折普通のファンタジー映画に見えちゃうんです…。
 てなわけですが評価はみひろレベル
 

 次回は、マクラでも書いた通り『ジョニー・マッド・ドッグ』が本当にマッドなのかを確認してきまーす。
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/04/25(日) 01:31:24|
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