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「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

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『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』はズル賢く楽しいよ。

銀魂

 更新しなくてごめんなさい。友人の結婚式がてら長野に旅行に行ってました。

 今週の『天装戦隊ゴセイジャー』は敵幹部のモンス・ドレイクとデレプタがついにゴセイジャーの前に現れて、決戦ってお話。連戦連勝で調子乗ってるゴセイジャーどもが、しっちゃかめっちゃかにやられかけて、地球のパワーと呼応することで、護星天使としての本分に立ち返り、見事デレプタを粉砕てな展開でした。
 敵幹部に欠員出たけど、補充要員くるかな? 定番の女性幹部が欲しいですね。
 今週もアラタのキャラの立たなさがひどかったよ。熱血なのかのほほんとしているのかノリノリなのかおっとりしているのか、なんだかよくわからん。髪型は個性的なのに…。
 個人的には『轟轟戦隊ボウケンジャー』のチーフのような頼りがいのある熱血レッドが好きです。出来ることなら作中を通じて、子供っぽいアラタが大人に成長していくような展開が欲しいです。
 エンディングが普通のに戻って残念。


 今回は前々回サイコロで強制的に当てた『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』の感想を書くよ。
 合併号の影響で今週は「週刊少年ジャンプ」の感想書けないので、その代わりにもなりますね。
 観に行った映画館はTOHOシネマズ府中。やっとTOHOシネマズのポイントカード「死ねマイレージカード」を作ったよ。新宿ピカデリーのポイントカードに比べて入会費は500円(翌年から更新料300円も)かかるし、同じ上映回だとチケット何枚買っても1枚のカードに1ポイントしかつかないし、なんだかケチ。
 夜の上映で客数は少なめ。客層は20歳前後の男女が数人。上映中に笑うタイミングからして原作ファンが多いのではないかと。


概要:空知英秋が「少年ジャンプ」で連載している原作漫画の映画化。原作、TVアニメシリーズで人気が高かったエピソードである『紅桜篇』を焼き直し。監督は『こち亀』のTVアニメシリーズを手がけた高松信司、脚本は多くのアニメや特撮作品を手がける大和屋暁。
 幕末の日本、突如現れた天人(あまんと/宇宙人みたいなもの)に支配された江戸の町にて、何でも屋である「万事屋」を営む坂田銀時(声:杉田智和)とその助手である志村新八(声:坂口大助)、神楽(声:釘宮理恵)は、近頃江戸を騒がせている辻斬りによって、かつての銀時の戦友である桂小太郎(声:石田彰)が襲われ行方不明になっていると聞き、その調査に乗り出す。その一方で、天人を地球から追い出そうと過激な攘夷運動を行なっている高杉晋助(声:子安武人)は、武装集団「鬼兵隊」を再結成し、人体と融合することで恐るべき破壊力を持つ日本刀形の兵器「紅桜」を大量生産することで、恐るべきクーデターを画策していた。辻斬りの正体を追ううちにそのクーデターにまき込まれる万事屋一行だが…。



 『銀魂』はズル賢い漫画だと思う。どこかで作者がヘタウマ漫画の雰囲気を言い訳のように出しているから、いくら下手な演出があったり、余計なセリフが多かったりしても「それはそういう芸風だから」と突っ込むことが野暮になることがよくある。で、その漫画をアニメ化しても同様。その芸風を十分に理解しそれを洗練させて活かすことで、よりそのズル賢さは際立つ。

 ただ野暮を承知でこの『新訳紅桜篇』に突っ込むならば、やはり余計なセリフが多すぎる。説明的すぎてせっかく人気声優揃えたのに、その演技を楽しむ余地を与えてくれない箇所が多い。特に「エリザベス」(上方に貼ってある本作のポスターで左下にいる真っ白なペンギンみたいなキャラクター)。彼(?)は一言も喋らないキャラクターでその不気味さがウリなんだけど、フリップを使って自己主張しまくる。ほんの2、3回やるくらいならギャグとして面白かったが、ここまでしゃべり、自分の感情を見せてしまってはエリザベスのキャラクターの面白さを殺してしまっていると思う。

 さらにアニメーションの部分のみに関しても、テレビシリーズの使い回しのような、映画館の大きなスクリーンで流すには絵が雑だし動きもひどい箇所がたくさん。本作の見所である銀さんや神楽のアクションシーンは爽快感があって良かったけれど、日常パートはテレビシリーズとあまり変わりばえしない。

 というわけでこの『新訳紅桜編』、あまりリファインされているとは言えないのである。だから素直なクオリティの高いアニメーションを求めても損をしてしまう。

 個人的には原作やテレビシリーズに忠実でなくても、もっと好き勝手に遊んじゃって良かったんじゃないかなとか、そもそももう既にキャラクターブランドが確立されて『銀魂』ってだけで集客数が見込めるわけだからオリジナルストーリーでも良かったんじゃないかと思うんですが、ファン的には人気エピソードの忠実な焼き直しの方が嬉しいのかしら。オリジナルエピソードなら今回ほとんど出番のない「真選組」やお登勢、キャサリンなんかの活躍も描けたろうに。

 で、『銀魂』がさらにズル賢いところに、そういった観客の不満点も全部お見通しで、それをギャグにしてしまうところ。TVアニメシリーズでおなじみの、悪ノリしがちなメタ的ギャグで。
 例えば物語の終盤では目立たなかったキャラクターが出番を主張しまくるし、映画の予告編では神楽が「どうせ新作カットの一つや二つ差し込んどけばファンはほいほい見に来る」みたいなことを言うし、極めつけは、人気テレビシリーズの映画化の宿命として、テレビシリーズを見ていないと楽しめないという問題点に関しても、新八が『銀魂』の世界観を説明しようとしたところ、銀さんが「いいんだよ、どうせ映画観に来る客は原作も知ってるんだから」と中断させるギャグがあったり。

 このように、『銀魂』の何がズル賢いって、まずヘタウマ漫画の要素を作品の根底に醸し出しているから、その雑さを突っ込むことは無粋になってしまう。で、それでも突っ込んでみても、言い訳のように、その突っ込みどころをメタ的なギャグとして昇華させてしまうから、やっぱり暖簾を腕押ししている気持ちにされる。

 じゃあそれが作品としてダメなのかと言えば、確かに映画としてお行儀はあんまり良くないかも知れないが、見透かされているようで悔しいけれど笑ってしまう。

 でも、「ヘタウマ漫画みたいなもんか」なんて思いっきり気を抜いて鑑賞していると、急にやってくるキリッとしたシリアスなモード。青天の霹靂のようなシリアスシーンに不意に銀さんたちをカッコ良く思い、彼らに視点をグッと集中すると、また急にくる肩すかし。また不意に笑ってしまう。そのシリアスと肩すかしの緩急の作り出すテンポがとても快感でした。

 でも、最後にはやっぱりカッコつけて、「なんだやっぱカッコつけたいのか」なんて思ってると、映画を全てひっくり返すかのようなラストのあの展開…。だから、これじゃ文句言えないじゃないか!!
 やっぱりズル賢い…。


 論旨とは関係ないけれど、キャラクターの描き方が秀逸で、原作漫画よりも銀さんや神楽ちゃんや新八のお姉さんなどがとても魅力的なキャラクターに見えました。銀さんがこんなにカッコイイキャラクターだったとは知りませんでした。ほのかに恋愛を想起させる新八のお姉さんとの絡みも粋でグッド。
 原作漫画はセリフが多すぎて詰め込み過ぎな感じがあるけれども、アニメーションならある程度の長さのセリフなら読み方次第で我慢出来るし、原作で描ききれていない「間」を表現しやすいし、そういった演出でキャラクターを掘り下げられるし、初心者には案外アニメの方が面白さ理解させやすいかもしれません。


 そんな感じで、雑だし軽いしで、かつそれを逆手にとった楽屋落ちギャグを展開させたりと、決してお行儀良い映画ではありませんが、最近の日本のエンターテインメント作品で、ここまで盛りだくさんに面白く描いた作品ってある?ってほど、笑いあり涙あり興奮ありで、まったく期待していなかったんだけれども、想像以上の出来でした騙されたと思って是非。
 
 ほしのあきレベル



 次回は『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』をみにいくゼぇっっっっと!!!
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/05/06(木) 02:37:04|
  2. 映画カ行
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