かろうじてインターネット

「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』はもちろん仲里依紗だよ。

ゼブラーマン

 あんまり更新しないでごめんなさい。お仕事とか妙に忙しくて。

 今週の『ゴセイジャー』はアラタとエリのコンビネーションがいいよってお話。どちらかというとエリメインで、来週はモネとハイドのお話。なんだかヒロインメイン多いですよね。
 なんだか今週は戦ってばかり。新たに出てきたガチョウロボも本筋とほとんどかみ合ってなかったし、もうちょっとストーリー頑張って欲しかったな。今週の内容、多分来月くらいには忘れているよ。
 あと、なんだかエリよりモネの方が可愛く思えてきた。

 あと、朝6時半から再放送していた『仮面ライダーディケイド』が最終回でしたが、あのデタラメな結末にそのまま続くように第一話の冒頭の「ライダー大戦」に繋がっていきました。このまま『MOVIE大戦2010』に繋がるってことなんだろうけれども、なんていうか暴力的。そして半年ぶりに見たけどやっぱり酷い最終回…。
 『W』は、なんだろ、7割くらい依頼人が犯人で、8割くらい女性が犯人だよね。こんなに女性と戦ったヒーローって他にいるだろうか。


 てなわけで『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』の感想です。『ゼブラーマン』の続編。最初『ゼブラーマン2』ってタイトルで売ってたよね。最近の続編のタイトルで素直に『2』や『3』とつけないことが多いのは、前作の存在を知らない新規の観客も取り込むためかしら。

 観に行った映画館は新宿バルト9。土曜日でしたが朝9時の回だったのでけっこうガラガラでした。若い男女が多め。バルト9もポイントカード作ってくれないかな。


概要:2003年に公開された『ゼブラーマン』の続編。前作同様に監督は三池崇史、脚本は宮藤官九郎、主演は哀川翔。
 小学校教師市川新市(哀川翔)がエイリアンを吸収したことでヒーローゼブラーマンに変身し、横浜市八千代区をエイリアンの脅威より救ってから15年、東京都知事である相原公蔵(ガタルカナル・タカ)が提案した、1日に朝夕5分だけ犯罪し放題、警官は犯罪者を撃ち殺し放題を許す制度「ゼブラタイム」が採用されたゼブラシティ(旧東京都)に突如現れた新市は一切の記憶を失っていた。彼はゼブラタイム中にゼブラポリスに追われ撃たれたところを、ゼブラタイムへの抵抗組織「白馬の家」にいた、新市のかつての教え子浅野(井上正大)や、かつて特撮番組『ゼブラーマン』にて主役を演じていた市場純平(田中直樹)によって助けられる。一方で相原都知事の娘ユイ(仲里依紗)はゼブラシティのシンボルゼブラクィーンとして活躍する傍ら、全てを支配するべく、かつて八千代区を襲ったエイリアンの復活を狙っていたが、その鍵を握るのは「白馬の家」に住む謎の少女すみれ(永野芽郁)だった。すみれに触れた新市は白いゼブラーマンとなりすこしずつかつての記憶を思い出すが…。



 今作の不満はまぁ色々あるんですが、まずその代表的なものをぐだぐだ並べて、その後フォロー入れるみたいな構成にしたいと思います。

 まず本作のコンセプトの問題
 前作『ゼブラーマン』の一番の不満は、うだつのあがらない国語教師で特撮オタクかつコスプレ好きの40代のオジサンがヒーローに変身するってコンセプトなのに、最後的に単なるコスプレだけに留まらず超能力を身につけてしまうところでした。個人的には最後の最後までただのコスプレしたオジサンが頑張って世界を救う話にして欲しかった。
 で、今回は最初から市川新市は超人なわけで、そこに関しては文句はありません。ですが、ただのオジサンがコスプレしてヒーローになるって本作最大のコンセプトを描かずして『ゼブラーマン』を語る意味があるのだろうか、という。果たして『ゼブラーマン』の続編の意味があるの?
 せめて、ココリコ田中が演じる、かつて劇中劇である2010年版の『ゼブラーマン』にて主役を演じたうだつのあがらない役者市場純平が真のゼブラーマン2号となるようなフォローがあっても良かったんじゃないかと。


 つづいて、描写が杜撰な問題。
 前回の『劇場版銀魂』と同様に、三池作品にあれやこれやつっこむのは野暮なんだと思う。いい加減なところも含めて一つのギャグになっちゃっているワケだし。
 ただまあいい加減にやるならやるで、それ相応の覚悟が必要なワケで、例えば同監督作品『カオルちゃん』シリーズや『スキヤキウエスタンジャンゴ』のように徹底的にいい加減に描くか、前回の『銀魂』のようにシリアスパートとギャグパートを明確に分けるか。そこんところ中途半端にしてしまうと単なる杜撰な作りの作品にしか見えなくなってしまう。今作『ゼブラーマン2』にそんな感想を抱いてしまったのは、主人公の市川新市の描写が杜撰に見えてしまったからである。
 例えばヒーローモノのパート2と言えばヒーローの抱える孤独や、倫理と欲望の狭間で揺らぐ葛藤などを描くのが定石みたいになっているが、今作のゼブラーマンはほとんど悩まない。何の動機づけもなく当たり前のように悪と戦う。「白黒つけるぜ」のキメ台詞とは反して善悪の要素を内包している性格を強く持つゼブラーマンならかなりやりやすい展開だったと思うのだが、そういった性格は劇中で触れられるには触れられるのだけど、単にストーリーを転がす上の小道具として扱われるだけであり、深く言及されることはない。

 また今回登場する白のゼブラーマンは新市の持つ「善」の要素を、仲里依紗演じる黒いゼブラークイーンは「悪」の要素を象徴するキャラクターなのだが、作り手が「善悪」という深遠なテーマをおざなりな勧善懲悪にしか捉えてないから、ゼブラーマン対ゼブラーマンという本作のウリの一つもまったく活かされていない。

 また、お約束の記憶喪失になってしまう展開もゼブラーマンはケロッと受け入れてしまうし、彼の家族がどうなっているのかって心配も一切しないし、ただ登場してただ戦っているだけの薄っぺらい存在になってしまっている。やはりパート1のうだつのあがらない特撮オタクの国語教師って設定が共感を呼ぶにはうってつけの設定だったのに反して、こうも杜撰に描かれると、いくらパート1を見ていて市川新市がここに至るまでの経緯を知っていたにせよ、共感も出来ないし魅力も感じない。

 杜撰なのは本作のSF設定にも言える。たまに映る2025年の日本はファッションから電子機器から現代とまるで変化がないし、ココリコ田中は国民的ヒーロー番組となった『ゼブラーマン』を語るのに、2025年なのにDVDを見ているし、その『ゼブラーマン』に至っても2010年以降に作られた特撮番組のくせに、前作の1970年代に作られた特撮番組のパロディとなんらかわらないチャチな作りだし(そこはもっと平成『仮面ライダー』みたいにメタリックかつボンテージファッション風に70年代特撮をリメイクしたって設定にするべきではないかと)、なにしろ「ゼブラータイム」という本作のキーとなるSF設定がまったくリアリティに欠いている。

 敢えていい加減に描くギャグは悪くはないんだけれど全体がこんな感じで詰めが甘いから、どうも深く考えて映画を作ることをただ放棄しているだけにしか思えない。


 などなど、この映画は様々な問題を抱えていて、頑張っても傑作には成り得ていないどころかパート1でかろうじて築いたモノすら崩してしまっている。でもこの映画が真っ向から駄作認定出来ないのは何故だろうか。同監督作品『ヤッターマン』にも見られる、最近の邦画の中では割と頑張っている特撮技術や、その見せ方の上手さももちろんあるけれど、はい、そうです仲里依紗さんの存在です。前にここで扱った『時をかける少女』とまったく同じ現象が起きてしまっているではないか!

 先ほど触れたゼブラーマンには描かれなかったヒーローの持つ孤独や苦悩はむしろ彼女が演じるゼブラークイーンに色濃く出ていたし、彼女のややオーバーアクト気味だけどやりたい放題ノリノリの演技も『ダークナイト』のヒース・レジャーのジョーカーとは言えずとも『バットマン・フォーエヴァー』のジム・キャリーのリドラーくらいのインパクトはあったし、何よりアミアミの衣装からはみ出るムチムチの肉体のパワフルなエロス。
 惜しむらくは彼女を活かす土壌がこの映画では力量不足だったかなってこと。まぁだからって彼女主演のスピンオフとかやられても困るんだけれど。
 各所で流れている、仲里依紗が目玉をギョロギョロさせながら、レディガガみたいに歌い踊る冒頭のミュージッククリップもとても良かったです。


 というわけでやる気も特撮ヒーロー番組愛もB級愛もSF愛も感じられず、危うく駄作になる所を、『時をかける少女』同様、かろうじて仲里依紗さんに救われている作品になっております。110分のゼブラクイーンのミュージッククリップと思えば、悪くないかも、いやそしたらあのラストがダメか…。パート3はなくてもいいかな。
 安室奈美恵レベル


 ここからは余談なんですが、『ゼブラーマン』2作に関しては山田玲司先生の描いたコミカライズがすばらしいです。「ビッグコミックスピリッツ」にて連載された一作目は最初から最後までコスプレして自力で頑張っているおっさんで、それが作者の70年代特撮愛を熱く描いていて、相当泣けるし、今作のゼブラークイーンの元ネタになった番外編エピソードもあるし、先日まで「月刊!スピリッツ」で描かれていた続編も、きちんと新市の家族や浅野可奈のその後を描いていたり、リメイク版の劇中劇『ゼブラーマン』もきちんと携帯電話で変身したりと『平成ライダー』していたし、それの主演俳優が真のゼブラーマンへとなっていくエピソードがあったり、かゆいところに手が届きまくって、映画2作を見て溜まったストレスをスカッとさせてくれます。
 てなわけで、『ゼブラーマン』なら山田玲司先生が描いたコミカライズ2作がオススメです。


 次回は、サイコロ転がすね。
 いい加減に観に行けよっていう在庫一掃セール気味。

1枠.『矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~』…来週の『タマフル』の課題映画です。とんねるずの長年のファンなので。

2枠.『オーケストラ!』…混んでいるらしいです。

3枠.『シャッター・アイランド』…別にビデオでいいかなって思っていましたけれど。

4枠.『タイタンの戦い』…地味に地雷臭。レイ・ハリーハウゼンのオリジナル版は小学生の頃見ました。

5枠.『17歳の肖像』…前から見ようと思っていたんだけど、近くでやっていなくて。

6枠.『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』…別にビデオでいいかなって思っていましたけれど。


 いえーい。レッツサイコロタイム。

 『4』!!

 地雷枠ですね。『タイタンの戦い』。いちばん期待していないのに当たってしまった。
 3Dで見てきたいと思います!!
 ほな!!

NAMIDA~ココロアバイテ~(初回生産限定盤)(DVD付)NAMIDA~ココロアバイテ~(初回生産限定盤)(DVD付)
(2010/04/21)
ゼブラクイーン

商品詳細を見る


ゼブラーマン 1 (ビッグコミックス)ゼブラーマン 1 (ビッグコミックス)
(2004/02/28)
宮藤 官九郎

商品詳細を見る


ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
(2010/04/28)
宮藤 官九郎山田 玲司

商品詳細を見る

スポンサーサイト

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/05/10(月) 02:02:41|
  2. 映画サ行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<「週刊少年ジャンプ」2010年23号の一言感想 | ホーム | 『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』はズル賢く楽しいよ。>>

コメント

17歳の肖像は、私的上半期1位かもしれないです。キャリー・マリガンが最高可愛いすぎる。
  1. 2010/05/10(月) 14:51:32 |
  2. URL |
  3. かみやま #-
  4. [ 編集 ]

お、じゃあ明日観に行こうかな。

今日の来場者数がすげー。ありがとうございます。
  1. 2010/05/10(月) 21:50:58 |
  2. URL |
  3. かろプッチ #-
  4. [ 編集 ]

カオルちゃんは三池は監督してませんよ。
  1. 2010/07/30(金) 03:20:04 |
  2. URL |
  3. 串田 #-
  4. [ 編集 ]

>串田様。

本当だ。まったく関係してないですね。なんで、三池関係していると思ったんだろう…。
この10年くらいずっと三池監督だと思っておりました。
ご指摘ありがとうございます。
  1. 2010/07/30(金) 15:26:05 |
  2. URL |
  3. かろプッチ #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://karoujite.blog104.fc2.com/tb.php/56-56070fa4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2カウンター

プロフィール

かろうじてアメリゴ・ベスプッチ

Author:かろうじてアメリゴ・ベスプッチ
 映画のこととか長々と書くブログです。
 たまに映画以外のことも書くよ。
 コメントくれたら嬉しいです。
 更新あんまりできないけれど。
 あと現代人なのでtwitterを始めました。
 chikiuso2800って名前。
 ご意見、ご感想、取り上げてほしい映画のリクエストなどございましたら、コメント欄か上記twitterIDにてお知らせください。

 なお映画の感想コーナーの最後で、実に分かりやすく画期的な映画の評価方法として、その映画のレベルに見合ったアイドルの名前を書いております。

Twitter on FC2

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

映画ア行 (36)
映画カ行 (51)
映画サ行 (35)
映画タ行 (28)
映画ナ行 (8)
映画ハ行 (40)
映画マ行 (17)
映画ヤ行 (4)
映画ラ行 (14)
映画ワ行 (1)
2010年度映画ランキング (3)
少年ジャンプ (47)
特集 (3)
謝罪 (2)
未分類 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。