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「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

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『タイタンの戦い』はまぁ見る前から分かってたよ。

タイタンの戦い

 そういえば、この前、長野に旅行してたんですけれど、馬刺の味がドクターペッパーに似ているという話題になり、急激にドクターペッパーを飲みたくなって、松本市内をうろつきながらコカコーラボトラーズの自動販売機を見るたびにチェックしていたんです。東京だと2つか3つに1つは必ずドクターペッパーあるんですが、松本市にはまったくなかったんです。自動販売機40台くらい見たんですけれど。
 日本人受けしないあの独特の味にニーズがなくて、東京は外国人が多いからニーズが高いとか予想していたんですけれど、Wikipediaを調べたら「現在日本において定期的に販売を行っているのが東京コカ・コーラボトリング、利根コカ・コーラボトリング、三国コカ・コーラボトリング及びコカ・コーラセントラルジャパンの旧富士コカ・コーラボトリング地区(双方とも現在は500mlペットボトルのみの販売)、沖縄コカ・コーラボトリングの5つのボトラーの販売区域のみなので、事実上、関東甲信越・静岡及び沖縄地域でしか販売されていない」だそうなんです。ただ「2005年よりファミリーマートが全国販売を開始、さらに販売区域外のSHOP99で500mlペットボトルが買えるようになり地味ながらも販売網を広げている」だとか。SHOP99すげえ。

 東京に帰ってきて2本飲みました。あーうめえ。世界で最も古い炭酸飲料だそうですね。コークより古い。僕が生まれて始めてみた映画は『ショートサーキット2 がんばれジョニー』らしいんですが、この『ショートサーキット』こそドクターペッパーがスポンサーについて鬼のようなドクターペッパー押しの映画だったそうで、どうも運命を感じますね。
 アメリカではチェリー・ヴァニラ・ドクターペッパーおよびダイエット・チェリー・ヴァニラ・ドクターペッパーというのがあるそうで、アンチドクターペッパーの方々にはこれ以上吐き気がしそうなものもないでしょうね。
 輸入雑貨屋にあるドクターペッパーの0カロリーのやつ、あれ、日本でも発売する予定ないんですか?


 てなわけで、本日は『タイタンの戦い』の3Dヴァージョンの感想。ドクターペッパー飲みながら見てきました。

 観に行った映画館はTOHOシネマズ六本木ヒルズ。月曜の夕方でお客さんは少なめ。客層は若い男性が多かったような。外国人の客がうるさかった。


概要:レイ・ハリーハウゼンが特撮監督を務めた81年の同名映画を、『トランスポーター』や『インクレディブル・ハルク』などのルイ・レテリエが監督してリメイク。
 神と人とが共存していた時代、ゼウス(リーアム・ニーソン)の子でありながら、人間の子として育てられたペルセウス(サム・ワーシントン)は、人間の国アルゴスと神々との戦争にまき込まれ家族を失ってしまう。彼の家族に直接手を下したハデス(レイフ・ファインズ)に復讐するべく、人間の味方となり神々と戦う事になる。一方、弟ゼウスの命を受けたハデスは、日蝕の日までにアルゴスの姫アンドロメダ(アレクサ・ダヴァロス)を生け贄として差し出さないと、怪物クラーケンを暴れさせるという。それを阻止すべく、ペルセウスは仲間たちと共にクラーケンを倒す旅に出るが…。



 本作の日本公開の宣伝文句の一つが、「監督が『聖闘士星矢』に影響を受けてギリシャ神話の神々にクロスを着せているぞ!」っていう。それで新宿駅に車田正美先生の書いた『聖闘士星矢風タイタンの戦い』のポスターがズラリと飾ってあって。そんなのを強くウリにしている時点で、ある程度映画見てたらさ、嗅覚が少しはきいてきますよね。「あ、コレなんとなくダメっぽい」って。
 おそらく配給会社もこの映画をどう宣伝したらいいか分からなかったと思うんですよ。だってどこ誉めていいかよく分からないんだもの。で、苦し紛れに出た策がなんだかニーズもよく分からない上にそもそも作中に『聖闘士星矢』要素などほとんど無いくせしての、車田先生押し。

 てなわけで結論から言うと、見る前からなんとなく分かっちゃいたけど、本作はかなり大味でいい加減な内容になっております。

 作り手が、映画制作に情熱がないのか、情熱がヘンテコな方向に行っているのかはよく分かりませんが、マイケル・ベイやローランド・エミリッヒが映画を撮り続けられる環境が少なからずあるってのは、こういう大味なアクション映画にも確実にニーズがあるんでしょうね。ただまあ、大味すぎてヤマ無しオチ無し意味無しのいい加減な作品に見えてしまう。そもそも「ニセ3D」呼ばわりされて「字幕がいちばん飛び出ている」なんて言われているように、3D公開ではなかったハズなのに、3Dブームだからって急遽3D加工して公開している、そのとってつけたようないい加減さがこの映画の全てを物語っている。


 「とってつけた」の不満点をいちいち理屈っぽく語っていたら、すげー長くなっちゃうから、以下、箇条書きで。

・主人公ペルセウスの、人に育てられた神の子という設定。意味深に語られる割にはまったく活かされてなく、そのことに関する葛藤も、神側に行くんじゃないかという危うさも無い。最初から迷いもなく人間の味方。人の父と神の父という「父親」の対比も最初にさわり程度に描かれて以降、特に語られない。

・ゼウスのキャラクター性。「だって神話だもん」は禁句で、とにかく言ってる事がちぐはぐ。登場するたびに言っている事が違い、『プレシャス』のお母さんを思い出しましたが、とりあえず最後に、とってつけたように父親っぽい事を言っていい父親を演じるあたり、よりタチが悪い。

・わき役たちの扱いの悪さ。特に旅の仲間にいるとってつけたようなお笑い担当みたいな二人組。まったく目立たないうえに、たまに思い出したかのように登場して中途半端に活躍してすぐ消えていく。

・とってつけたような恋愛要素。これも思い出したようにふいに挿入される。


 あと技術面も、電子音を取り入れることで今っぽくしたつもりか、ものすごく安っぽくなっている音楽や、CGまるだしでまるでプレステ2の中にいるような映像、スピード感出そうとしてめちゃんこ細かくテキトーに切り刻みまくった結界何をやっているのか理解不明になっているアクションシーンとかも不満。


 オリジナルとなったハリーハウゼン版も、特撮的には意義のある作品な気がするけれど、まあ映画としては傑作ってほどではなく、そもそもがかなり大味な神話を原作にしているわけだから、本作に負けず劣らずかなり大味な作品なんです。
 で、せっかくリメイクなんだから、原作を掘り下げ活かす事で現代的な問題に絡めてみたり、人間ドラマを重厚にしたり、幾分にも面白く出来そうなモノを持っているハズなんですよ。いや、ヒロインや悪役の変更など、ちょこちょこ変更は加えているっぽいんだけど、テーマや人間描写の掘り下げなどほとんどやる気が無いのか不必要と感じているのか、とりあえず興味がない様子。
 人間ドラマなど深く描く気もなく、とりあえず物語が繋がるようにとってつけたような要素を配置して「はい、それっぽいの一本完成しましたよ」っておざなりなまま投げ渡されているように僕には見える。

 この映画の根性が悪い点ってそこにあって、さすがハリウッドというべきか、メタメタなシナリオでも編集やらサウンドエフェクトやら派手な映像やらで頭を空っぽにすればすんなり見ることもできちゃうんですよ。良くも悪くもここで酷評した「あの作品」や「あの作品」みたいにゴリゴリしたムカつきや異物感はそんなに感じない。深く考えなければ、ただ身体を素通りしていくような、この映画になんの感情も抱かない。怒りやイラつきすらあんまり感じない。

 実際ぼく自身少なくとも「あの映画」や「あの映画」よりは楽しめたわけで、その異物感を感じさせない作りを全否定はできませんし、そういう薄っぺらな人間ドラマとなんともインパクトのない映像でも十分に楽しんでいる人たちがたくさんいるわけだし、あくまで僕の好みやモラルの問題なんですけど、この映画には自分の性格の悪さを棚にあげておいてとりあえずお調子者に振る舞っているようなズルさやセコさを感じ、どうも友達としてうまくつきあえる気がしない。

 良かった点は魔女のシーンかな。なんか悪夢ぽくてワクワクした。デザインはちょっと古くさいけど。そういや魔女が最後に言ってたいわくありげなあのセリフって結局なんだったのだろうか?
 メデューサとの戦いも悪くはなかったけれど、もうちょっと怖くして欲しかったな。
 あと仲間にクリーチャーがいるとファンタジーの旅っぽくてワクワクするなーって。ジンのシークね。まあ彼に関しても「こういうやついると『ロード・オブ・ザ・リング』ぽいでしょ?ファンタジーってこんなんでしょ」的なとってつけたいい加減さを感じますが。

 散々悪口書いちゃったけれど、先に書いた通り何も考えなければ普通に見れるレベルではありますよ。映画の楽しみ方は人それぞれ。せっかく1800円払っているんだからドクターペッパーとキャラメルポップコーン持ってジャンクにバカになって楽しもうぜ。いえーい。
 今井絵理子レベル


 次回は『17歳の肖像』の感想を書きます。
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/05/13(木) 01:35:01|
  2. 映画タ行
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