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「少年ジャンプ」と水木しげると映画とおもちゃと特撮を愛します。

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『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』はまぁとりあえずカワイイよ。

戦闘少女

 先週から日曜朝六時半からスーパー戦隊で毎年やっているVSシリーズを放送しております。最初と最後にゴセイジャーメンバーの寸劇もあったりしてなかなか楽しめます。第一回は『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』でした。さとう珠緒やケイン・コスギが若い。オーレンジャーは何度見ても何ともいえないな。96年の作品ということですが、96年なんて最近のことかと思っていましたが、なかなか時代を感じさせますね。今の戦隊がよくも悪くもハイエイジを意識しているのがよくわかります。メンバーも20歳前後の美男美女がメインの最近のと比べ、けっこう歳いってるし。ただ、相変わらず戦闘シーンにいつもの噴水がある広場を使っているのは変わりません。
 あと悪役怪人の「おんぶおばけ」のデザインのチープっぷりがぶっとんでいてなかなか良かったです。せっかくスペシャルなんだから、もうちょっと凝ったの出せばいいのに。
おんぶおばけ『クレクレタコラ』に出てきそうですね。

 今年の『天装戦隊ゴセイジャー』は歴代戦隊が全員登場する「ダイスオー」というゲーム機のタイアップも兼ねた番組なので、このVSシリーズも従来と違った豪華な仕様になるといいですね。

 肝心の『ゴセイジャー』は何がなんだか生きていたデレプタとの再戦。ロボ戦もなく、続く戦いで強く成長したアラタが一対一で戦って、辛勝をおさめるといった内容でした。ハデでスピーディなアクションがなかなか楽しかったです。
 散々目立たない目立たないと言われていたアラタが珍しく主役で全部持って行ってくれて、なんだか安心しました。アラタの何ともつかめないキャラクターは、ハイド曰く、「風のようなもので、その心は目に見えず、手に触れる事も出来ない、ただそれは風の優しさ、竜巻の激しさどちらも持っている」云々。キャラが立たない理由もなんとなく説明してくれました。
 新しい敵勢力の登場はまた来週。6人目の戦士の存在もチラついて、ワクワクしてきましたよ。


 そんなわけで、今回は勝手に特撮祭。扱う映画も『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』でございます。『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンシルバーをやっていた杉本有美さん、『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンイエローをやっていた森田涼花さん、で前回取り扱った『仮面ライダー超電王トリロジー』の2作目"episode blue"のヒロインを演じる高山侑子さんが主演というわけで、なんとなくスーパーヒーロータイム。

 観に行った映画館はシアターN渋谷。水曜の朝イチの回でしたが、見事に一人客だらけでした。男性がほとんど。女性も一人だけ40前後の方が。入りは朝イチの回にしてはそこそこでした。


概要:『片腕マシンガール』や『古代少女ドグちゃん』の井口昇、『東京残酷警察』の西村喜廣、『魁!!男塾』の坂口拓の3人の監督が共同監督で撮り上げた美少女エログロアクション映画。ドラマパートを井口昇、スプラッターアクションパートを西村喜廣、アクションパートを坂口拓がそれぞれ監督する。
 学校でいじめられ、両親の優しさだけが救いの女子高生、渚凜(杉本有美)は16歳の誕生日、突如現れた鎧武者の格好をした機動隊によって、両親を目の前で惨殺される。怒りと悲しみに震える彼女の右腕は、突然異形のものへと変化を始め、機動隊や彼女を捉え見せ物にしようとする町内会を惨殺する。やがて、何者かによって山奥の秘密施設へと連れ去られた凜。そこで彼女はコスプレナース佳恵(森田涼花)をはじめとする自分と同様に身体の一部が変化した少女たちと出会い、自分自身がミュータント一族・ヒルコ族の末裔である事、やがて人間に対して最終戦争を挑む事を、ヒルコ族のリーダーである如月(坂口拓)に告げられる。ミュータントとして覚醒するまで外れないという鉄仮面をはめられ、教育係・玲(高山侑子)のもと、過酷な訓練を課せられる凜であったが…。



 今作はタイトルが表す通り「戦闘する少女」のフェティズムを徹底的に描いた作品である。
 それ以上のモノを求めると損をした気分になると思いますが、もはやセクハラとも言えるフェチっぷりはなかなか見物だとは思います。どんなフェチと言われれば粘膜フェチ。唇、舌、乳首、性器をはじめ、美少女たちの肉体に現れる異形の粘膜たち。
 ただ、今作のウリである「スプラッタアクション」も、美少女のグロテスクな変身も、いまいち盛り上がりにかけたなーってのが印象です。そこらへんを解説します。


 まず「スプラッタアクション」が微妙になっちゃっている点。その原因として、人間ドラマが杜撰なところにあるんじゃないかと。
 いくらコメディ色の強いジャンル映画といえど最低限のリアルな人間ドラマへの気配りは欲しかったと思うんです。
 例えば、凛(杉本有美)が商店街で戦闘をはじめるシーン、いくら親を殺されたと言えど、今まで普通に生きてきた16歳の女の子があんなに大量虐殺できるだろうか? 親を殺された怒りでもう無茶苦茶になって惨殺しまくるって演出なんだろうけれど、それにしては杉本有美の演技力ではそういう心理状況を演じきれていないし、佳恵(森田涼花)が凛の仲間になるシーンも二人の友情エピソードなんてロクになく、佳恵が凛よりずっと付き合いの長い友人を裏切る理由も一切無いし、玲(高山侑子)が何故如月にあんなに心酔しているかの理由や、そんなに彼に心酔してたのに凛の説得で簡単に寝返ってしまう理由もない。あとたった10人のヒルコで日本を転覆するって、あいつら銃弾で普通に死ぬし、総理大臣誘拐以外は近所の人を虐殺してるだけだし、そんな無謀すぎる計画に参加しようとしている彼女たちの心理がまったく理解できないから共感できない。人類絶滅なんて無理に話を大きくしないで、『鉄男』程度の復讐劇くらいにしとけば良かったのに…。

 で、「この手の映画にリアルな人間ドラマをもとめるなんて無粋じゃね?」なんて言われそうですが、そういう人間ドラマの杜撰さが、今作のウリのスプラッタアクションもダメにしていると思うんです。本作の少女たちの暴力は基本「過剰防衛」なんですが、そこにいたるまでの動機や葛藤の描写が、上記のように杜撰だから、攻撃を受けて受けて受けて、我慢して我慢して我慢して、ついに発散!過剰防衛!!っていうカタルシスはあんまりない(その点いじめっこ惨殺シーンはけっこう良かった)。
 だからせっかくスプラッタシーンに凝っていても、そこにいまいち快感がわかない。ジャンル映画がジャンルに特化しちゃって基本を押さえて来ないとこういう問題にぶち当たっちゃうのかもしれないですね。
 もう一つ、人間ドラマがおざなりな理由として考えられるのは、やっぱり共同監督っていう製作スタイル。作品の質を統一性なくちぐはぐにしちゃっているなと思います。その統一性のなさが面白く出たら良かったんだけど、今作に関してはあまりいい化学変化はおきていない。(共同監督というスタイルでうまくいった作品を見た事ないのですが…)


 続いて美少女たちのグロテクスな変身に対する不満点。
 主役の杉本有美の美しい顔に『地獄先生ぬ~べ~』みたいなグロテクスな腕って変身はまあエロスを感じます。森田涼花ちゃんもまあ、顔にあからさまにペニスを連想させる「タコの口」ってのはちょっとやり過ぎな感じはありますが、まあ深層心理の所でエロいっちゃエロいよね。両者に共通するのはやっぱり「粘膜」。そりゃ粘膜はエロいですよ、そりゃ。
 でももう一人の主人公、高山侑子さん演じる玲、なんかゴツゴツした岩が顔の上半分と腕を覆う変身なんです。これにエロスはありますか?
 僕の変態性をもってしてはそこにエロスを感じません。てかアイドル映画で顔隠すってアリなの?
 顔を隠すと言えば「血の鉄仮面伝説」って副題、鉄仮面のシーンなぞ10分くらいだったんですが、この副題いるのか? まぁ70年代の東映スケ番映画っぽい感じのタイトルを作品内容とは関係なくそれっぽくつけてみたよっていうギャグとして捉える事もできるから、そこまで突っ込まないけれど。

 ついでに彼女たちの戦闘スーツもあんまりフェティズムを感じませんでした。ワキが目立つのはいいんだけど、普通に学校のセーラー服じゃ駄目だったのかな。『片腕マシンガール』と被っちゃうからダメ?
 まあそろそろ国民総セーラー服フェチなのもそろそろ脱していかないといけないのかもしれない。


 というわけで、本作が描きたかったたった2つのこと、「グロテスクに変身した美少女」が「残虐な戦闘」をするって要素は個人的には満足の行く出来ではなかったかなって。

 いい所ももちろんあります。第一章の商店街でのやりすぎな戦闘シーンや第二章のテンポの良さはとてもいいし、竹中直人が近年稀に見るオモシロキャラを披露してくれてる。
 あとアイドル映画として何より重要なことだけど、森田涼花がかわいい、もう超かわいい。演技が大根なのもすげーかわいい。現場でタコの口を取り付けられているのを想像したら更にすげーかわいい。杉本有美もかわいいけど。高山侑子はちょっと役と変身後の姿で損してるなぁ…。
 あと雑魚戦闘員の鎧武者機動隊どものデザインがカッコ良かったです。

 まあ総評として心の広い森田涼花さんや杉本有美さんのファンは見ておいてもいいと思います。森田さんの変身は人を選びますが。

 安倍なつみレベル。

 次回は相変わらず問題作ばかり作ってるギャスパー・ノエの6年ぶりの新作『エンター・ザ・ボイド』の感想を書きます。
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