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『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』ってタイトル覚えられないよ。

電王5


 実は『ザ・コーヴ』、あんまり興味がなかったんですが、上映中止問題で気になり出しました。この手の社会派の話題ドキュメンタリー映画って、どの映画がどうだとはいいませんが、正義の方向が一方通行なこと多くてあんまり好きじゃないんだけれど。
 でも、なんだか表現者として、配給のこの対応はチキンすぎる気がします。なんとかなんないでしょうか?
 でも、なんだかこのルイ・セホイヤス監督もトンデモ人間っぷり見ると、やっぱり興味そそられますね。なんだかすげー屁理屈お化け。でもアカデミー賞ちゃんと取ってんだよね。

 てなわけで、予告編がなかなか恥ずかしい小栗旬君監督の『シュアリー・サムデイ』とか、これ以上の怖いもの知らずな邦画ってかつてあっただろうかって感じの『死刑台のエレベーター』の日本リメイクとか、『劇場版ペ・ヨンジュン3D』とか、気になりますけれど、ちょっとだけ『ザ・コーヴ』も気にしておきます。


 てなわけで、今回は、前回『EPISODE RED』のリベンジなるか、『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』の感想。


 観に行った映画館は新宿バルト9。公開二日目の日曜の夜に行きました。最終回なのにさすがにかなり混み合っていました。しかし子供がいねえ。一人しかいねえ。あとは全員10代後半~40代くらいの男女。あと某お笑い芸人が僕の後ろの席に座っていました。足が長いのか、僕の椅子にがんがん当たりとても気になりましたがビビりなので、注意しませんでした。


概要:『超電王トリロジー』の2作目。監督は特撮TVドラマを多く手がける舞原賢三。脚本は小林靖子。
 時を超える電車が集うターミナルで開催されたフリーマケットで発生した、マンティスイマジン(声:富沢美智恵)による時を超えるチケットの盗難事件。仮面ライダー電王に変身する野上良太郎(溝口琢矢)とモモタロスイマジン(声:関俊彦)がマンティスイマジンに立ち向かうが、相性が悪く敗退してしまう。そこでオーナー(石丸謙二郎)が助っ人として呼び寄せたのは、良太郎の孫・野上幸太郎(桜田通)こと仮面ライダーNEW電王と、そのパートナーのテディ(声:小野大輔)だった。だが、オーナーは派遣イマジンであるテディと幸太郎の契約はすでに「終了」したと告げ、新たにオーナー自身がテディと契約する。テディに去られた幸太郎はキンタロス(声:てらそままさき)とコンビを組むが、良太郎の血を引く幸太郎には、祖父以上の災難が降りかかる。やがて、幸太郎たちは、マンティスイマジンを追う事で、上原美来(高山侑子)という、友達と遊び回って祖母の早苗(草村礼子)に甘えっぱなしでいた少女の存在にたどり着くが…。



 あくまで、前回メタクソに言ってしまった『EPISODE RED』と比較しての話ですが、今回は素直に面白かったです。
 果たしてこれを映画館で流す意味はあるのかどうかはよく分かりませんが、『仮面ライダー電王』のテレビシリーズが一年間やってきたものの焼き直しというか総決算というべきか、とにかく、最近忘れかけていた「『仮面ライダー電王』って楽しかったんだ」ってことを思い出させてくれた作品でした。
 では今作で表現した、『電王』ならではの楽しさとはなんぞやというそれが論旨。


 『仮面ライダー電王』という番組が何故ここまでの大ヒットシリーズとなったのか。当ブログでも特集した同じ小林靖子脚本の『侍戦隊シンケンジャー』がそうであったように、人と人の間に信頼が生まれていく様子を丁寧に描いたからではないかと。
 確かによくとりざたされるイマジン(怪人)同士の漫才のような絡みも見所ではあったが、それは別に気の利いたセリフ回しとか、とんちの効いた落語的な洗練されたユーモアがあるわけではなく、ただの「じゃれあい」が妙に微笑ましかっただけであり、その「じゃれあい」が成立する前提として丹念に「信頼」を描いたからこそ伝えることができた面白さだったのではないか。

 で、今回の『EPISODE BLUE』のテーマはまさに「信頼」であって、今までの『電王』シリーズではあまり描かれなかったテディと幸太郎の信頼の再発見や、お祖母さんの孫娘に対する磐石の信頼が描かれる。(お祖母さんのくだり、『ドラえもん』に似た話があった気がしますが、あれも信頼を描いた短編ですね)
 彼ら、彼女らの「信頼」の描写はまさにテレビシリーズの焼き直しであり、モモタロスたちと良太郎との、もしくは侑斗とデネブとの別れと再会を彷彿とさせ、なかなか涙させてくれる。
 ここら辺、「信頼」の先輩である良太郎とモモタロスたちとの比較が描かれていたら、よりテーマ性が明確化されたかもしれませんね。というか今回は前回以上に良太郎が目立たなかったです…。

 「信頼」と言えば、前回のイマジンたちの会話の盛り上がりの無さはなんだったんだってくらい、今回はきちんと面白く、いい意味で暴走しており、特にオーナーやジークの扱いは傑作。ストーリーテリングの教科書的にはかなり無茶苦茶な扱いをされている登場人物たちでしたが、ちゃんとそれで生き生き描かれるのは、それも製作陣のキャラクターに対する「信頼」の現れのおかげかなと。「信頼」があるからこそキャラクターが暴走していても安心して見ることができる。
 特に短時間でモモタロスたちのデンライナー内の会話を楽しませるためにはジークの「ただ何もしないでいるだけ」って存在と扱いは必須だったと思います。

 ついでに、編集も、本当に前回の自主制作映画みたいなのはなんだったんだってほどきちんとしていて…そういや監督が前回の金田治さんではないんですが…いや何も言いますまい…。


 以上、『仮面ライダー電王』が「信頼」というものを丁寧に描いていて、それがこの作品が『仮面ライダー』シリーズでもトップクラスの人気となった理由なのであり、それを見せてくれた事で、もう一度、死んだかと思われていた、この作品の持つ面白さの底力を感じさせてくれた作品でした。


 他に良かった点としては、『戦闘少女』ではなんだかガッカリな扱いだった高山侑子さんが可愛かったこととか(テニスウェアっていい!)、今まで地味だ地味だと言われ続け、なかなか存在を思い出されないキャラクターだったテディが好きになったこととか。
 あと、お祖母さん役の草村礼子さん、『Shall We Dance?』のたま子先生役などで有名ですが、やはりベテランの強みか、きちんと演技できる役者がきちんとした役をやっていると、その存在だけで、作品の深みがグッと増しますね。草野礼子さんブログもあるよ。うわぁお上品!!


 不満はたくさんありますよ。例えば、相変わらずセリフで心理描写をなんでもかんでも説明しちゃうテレビドラマノリは抜けていなかったり、安っぽいピアノ曲の無駄に多い挿入も耳障りだし、発色最悪の映像も白けちゃうし。あと前述した良太郎のないがしろな扱いは前回よりひどいし。
 あとやはり冒頭でも書いた映画館でやる意味が希薄っていうか、エンターテインメント映画的な喜びがない事。この手のアクション映画ならハデなロケーションやハデなアクションは欠かせないと思うんですよ。あと映像的な美しさも皆無。

 ただまあ前回のアレがアレだったこともあり、あんまり細かいことは気にならず、素直に『電王』が最も楽しかった頃を思い出させてくれました。『電王』が好きだった人はオススメできますよ。
 竹内結子レベル


 そんなわけで、次回は中島哲也監督の問題作『告白』の感想でございます。
 
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  1. 2010/06/10(木) 01:47:18|
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仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル

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